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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアメタル ニッケル
2004年3月9日 ロンドン 霜鳥 洋

ニッケルの2003年の生産量と消費量

 国際ニッケル研究会の2004年2月報によれば、ニッケルの2003年の鉱山生産量は1,293.6千t(前年比3.7%増)、一次ニッケル生産量は1,205.9千t(前年比1.9%増)、消費量は1,227.1t(5.0%増)であった。2003年は前年に引き続き北東アジア諸国(中国、韓国)の需要増が特徴的である。特に中国の消費量は1998年の42,000tから2003年の123,000tへ5年で3倍近く伸びている。鉱山生産では、ロシア、インドネシア、ニューカレドニア、コロンビア、中国が2003年の生産量を伸ばしている。その一方で豪州、カナダ、ブラジルが生産量を減らした。国別の鉱山生産量、一次ニッケル生産量、消費量は以下のとおりである。

2003年の鉱山生産量
順位(前年)
国名
鉱山生産量(千t)
対前年比(%)
1 ( 1)
ロシア
240.0
+2.1
2 ( 2)
豪州
192.0
-7.7
3 ( 3)
カナダ
162.7
-13.5
4 ( 5)
インドネシア
158.2
+30.1
5 ( 4)
ニューカレドニア
112.0
+12.0
6 ( 6)
キューバ
78.0
+3.7
7 ( 7)
コロンビア
70.8
+21.7
8 ( 8)
中国
61.5
+12.7
9 ( 9)
南ア
42.7
+8.9
10 (10)
ブラジル
36.0
-4.5
   
世界計
1,293.6
+ 3.7

2003年の一次ニッケル生産量
順位(前年)
国名
一次生産量(千t)
対前年比(%)
1 ( 1)
ロシア
260.0
+8.7
2 ( 2)
日本
164.4
+4.2
3 ( 4)
豪州
128.7
-2.7
4 ( 3)
カナダ
121.7
-15.7
5 ( 5)
ノルウェイ
77.7
+13.4
   
世界計
1,205.9
+1.9

2003年の消費量
順位(前年)
国名
消費量(千t)
対前年比(%)
1 ( 1)
日本
188.6
-1.4
2 ( 4)
中国
123.0
+34.3
3 ( 2)
米国
116.0
+0.9
4 ( 6)
韓国
98.8
+18.8
5 ( 3)
ドイツ
93.2
-12.6
6 ( 5)
台湾
92.0
+1.1
7 ( 7)
イタリア
58.0
+3.4
8 (10)
フィンランド
56.4
+39.2
9 ( 8)
フランス
46.6
-12.1
10 ( 9)
スペイン
  46.5
-1.1
   
世界計
1,227.1
+5.0


 消費量が急増している中国では、2002年の鉱石自給率は59.6%、地金自給率は58.4%であった。2003年は1~11月期の生産は鉱山生産が前年同期の11.6%増の56,527t、精錬生産が20.8%増の60,050tとなっているが、需要増はそれ以上の34.3%増であるため、自給率はそれぞれ50%台前半まで低下する見込みである。

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