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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2004年7月16日 アルマティ 酒田 剛

モーリタニア政府がFirst Quantum Minerals社のGuelb Moghrein銅・金プロジェクトの80%権益取得を承認

First Quantum Minerals社(カナダ)の7月14日の発表によると、モーリタニア政府は、同社のモーリタニアにおけるGuelb Moghrein銅・金プロジェクト開発に係る80%権益取得を承認した。新会社は、同社80%、Guelb Moghrein Mines d’Akjoujt SA社20%で設立される。同社では、2005年第4四半期までに生産開始することを期待しており、初期の目標としては、年産銅3万トン、金5万オンスで精鉱の形で、Nouakchott港までトラック輸送され、欧州やアジアの精錬所へ輸出される予定である。同社では、これは第一段階としての投資であり、周辺に更なる探鉱ポテンシャルを有するとしている。 (2004. 7. 19 ロンドン 嘉村 潤)目次へ 豪・2003年度開発投資増加rn ABAREは2004年6月期の鉱業投資動向を発表した。2003年度(2003年7月から2004年7月、一部予測を含む)の投資額は102億豪ドルで、97年度のピークに匹敵する記録となり、ABAREは、2004年度も引き続き投資が増加するとみている。金属関係は24.3億豪ドルを占め前年を12%上回ったが、2004年度も25.6億豪ドルと高い予測となっている。また、2004年4月までの6か月間の完成案件の投資金額は49.6億豪ドルで、内訳は石油天然ガス30億豪ドル、鉄鉱石10億豪ドル、石炭7億豪ドルで、ベースメタルでは、Endeavour鉱山(CBH Resources、1億豪ドル)であった。鉄鉱石では旺盛な中国の需要が反映し、PACEプロジェクト(BHP-B)、Yandicooginaプロジェクト拡張(Rio Tinto)等が完成した。  今後豪州での主要なプロジェクトとして、Gradstoneアルミナ精錬所拡張(COMARCO、15億豪ドル)、Pinjara及びWorselyアルミナ精錬所拡張(BHP-B)(7億豪ドル)、Yabuluニッケル製錬所拡張(BHP-B、5.6億豪ドル)等がある。Yabuluニッケル製錬所の拡張は、Ravensthorpeニッケル鉱山の開発に合わせて行うものである。ABAREはこれらのプロジェクトも中国の需要増の影響が反映しているとみている。 (2004. 7. 13 キャンベラ 神谷夏実)目次へ 豪Lion Ore社、Western Area社との融資で合意rn Lion Ore Mining International社(本社トロント)は、子会社のLion Ore Australia(Nickel)社を通じて、Western Area社のForrestaniaニッケルプロジェクトに対する開発融資及び買鉱に関する合意に達したことを発表した。同プロジェクトは2006年初より7,000t~10,000t/y(Ni純分)の生産を行うもので、Lion社は20百万豪ドルまでの融資を行う。鉱石はLion社のLake Johnston工場に運ばれる。Lake Johnston工場は現在、年間処理量を32万tから50万t(鉱石ベース)に拡張中で、将来はさらに75万tまで拡張する計画がある。Forrestaniaプロジェクトの現在の鉱物資源量は2.1百万t(Ni 2.5% )である。 (2004. 7. 13 キャンベラ 神谷夏実)目次へ インドネシア・保護林での13社の操業再開、国会が承認rn 保護林での採掘を原則的に禁じた森林法(1999年第41号法)を一部改正する2004年第1号緊急政令は、15日国会採決が行われ、賛成131票、反対102票で承認された。  プラコサ林業相は、国会承認で緊急政令の是非をめぐる論争に終止符が打たれ、鉱業分野の法的確実性が確保できるとの見解を表明。政令は今後法制化され、2004年第4号大統領令と統一的に施行されるとの見通しを示した。  13社に対する操業許可をめぐっては、150社近い他の鉱業事業者の提訴も予想されるが、同相は許可対象を拡大しないとの方針を示している。  一方、環境団体のインドネシア環境フォーラム(WALHI)等は、今回の国会承認を「外国利益を優先して法を踏みにじった」などと強く批判、同政令の違憲性につき提訴することも視野に入れている。(7月19日News net Asia、Mining Indonesia) (2004. 7. 19 バンコク 市原秋男)目次へ 中国・2004年上半期の非鉄金属生産量、2003年同期を全て10%以上の増加rn 中国国家統計局の統計値によると、2004年上半期の非鉄金属生産量は総じて前年同期と比し、10~23%の増加となった。銅地金生産量は2004年上半期が981,700トンで、対前年同期比20.7%増となった。アルミは3,420,000トンで23.3%増となり、非鉄金属生産中最も大きな伸びを示した。亜鉛、鉛、錫もそれぞれ13.0%、10.9%、13.1%の増加となった。詳細は以下の通り。   1月~6月(生産量) 対前年同期比rn 銅rn 981,700トンrn +20.7% アルミrn 3,110,000トンrn +23.3% 酸化アルミrn 3,420,000トンrn +16.9% 亜鉛rn 1,230,000トンrn +13.0% 鉛rn 845,000トンrn +10.9% 錫rn 50,667トンrn +13.1% (2004. 7. 16 北京 納 篤)目次へ 中国の2004年上半期の主要銅製錬企業の銅地金生産量、大冶、白銀を除いて増加rn 中国国家統計局の統計値によると、中国主要銅製錬企業の2004年上半期の銅地金生産量は江西銅業が最も多く157,844トンとなり、前年同期比23.07%増となった。銅陵有色の生産量は江西銅業にわずかに及ばず155,182トンで前年同期比15.68%の増加となった。また、金川集団の生産量は63,542トンで前年同期に比べ69.05%の大幅な増加となった。 企業名rn 2004年上半期rn 2003年上半期rn 対前年同期比rn 江西銅業rn 194,254rn 157,844rn 23.07% 銅陵有色rn 179,512rn 155,182rn 15.68% 雲南銅業rn 101,121rn 89,107rn 13.48% 大冶有色rn 65,110rn 62,304rn 4.50% 金川集団rn 63,542rn 37,587rn 69.05% 白銀有色rn 30,418rn 32,010rn -4.97% (2004. 7. 16 北京 納 篤)目次へ ロシアのNovgorod社、2004年上半期の電気銅生産量は19千trn 7月12日付けインターファックスによれば、ロシアのNovgorod Metallurgical Plant(Novgorod社)は2004年上半期の電気銅生産量を18,949tと発表した。同工場は2003年8月にスヴェルドロフスク州に竣工・操業を開始し、年初には設計能力の40千t/年に達していた。総工費30百万USドルの内、20百万USドルは銅を含む非鉄金属スクラップからLME規格を満たす電気銅の生産設備に投資された。投資を行ったのはEkaterinburgのUralsky Lizing社。 (2004. 7. 14 アルマティ 酒田 剛)目次へ ロシアのKarabashmed社、2004年上半期の粗銅生産量は1.4%増rn 7月5日付けインターファックスによれば、ロシアのKarabashmed社は2004年上半期の粗銅生産量を対前年同期比1.4%増の22,365tと発表した。6月の生産量は、炉の修理と原料不足から3,299tと落ち込んだ。同社はロシア第3位の銅生産者Kyshtym Copper-Electrolyte Works(KMEZ社)の傘下で、2003年の粗銅生産量は45,573t。 (2004. 7. 14 アルマティ 酒田 剛)目次へ Kazchrome社、2004年上半期のフェロアロイ生産量は534千trn 7月13日付けインターファックスによれば、カザフスタンのKazchrome社は2004年上半期にフェロクロムを主とするフェロアロイを対前年同期とほぼ同量の534.2千t生産した。同社の活動を統括するEurasian Industrial Association(EIA)が発表したもので、Donskoy GOK(Mining-Concentration Complex)におけるクロム鉱石の採掘量は対前年同期比24%増の1,586.7千tであった。南アのSamancor社とXstrata社に次ぎ生産量世界第3位を誇る同社のフェロアロイは、米国、欧州、日本、韓国、中国に輸出されているが、近年中国向けが急伸している。 (2004. 7. 14 アルマティ 酒田 剛)目次へ カザフスタン・2004年上半期の非鉄金属生産量を公表rn 7月12日付けインターファックスによれば、カザフスタン国家統計庁は2004年上半期の非鉄金属生産量を公表した。電気銅生産量は、対前年同期比4%増の218,549t、金は同3%増の4,755kg、銀は同16%減の33.93t、アルミナは同3%増の721,867t、亜鉛地金は同2%増の149,237t、マグネシウムは同23%増(生産量のデータ不詳)、チタンは同20%増(同)、カドミウムは同2.7倍増の706tであった。 (2004. 7. 14 アルマティ 酒田 剛)目次へ Ivanhoe社によるモンゴルのKharmagtai銅鉱床の調査結果rn 7月7日のwww.mineral.ruサイトは、Ivanhoe Mines Ltd.社(加)がモンゴルのKharmagtai斑岩銅鉱床で行ったボーリング調査の結果を掲載した。同鉱床は、南ゴビ地方のOyu-Tolgoi鉱床の北方約120kmに位置する。同社は同鉱床の権益90%を、残り10%はカナダのQGX Ltd.社がそれぞれ所有する。2つの含金石英脈を伴うKharmagtai鉱床の規模は、深さ方向が約350m、広がりは450m×150m程度と推定されている。採取したコアの主な分析結果は以下のとおり。 坑井No. 着鉱深度(m) コア幅(m) Au品位(g/t) Cu品位(%) 259rn 3rn 203rn 2.45rn 0.45rn 248rn 206rn 38rn 2.34rn 0.77rn 250rn 224rn 42rn 1.69rn 0.63rn 256rn 146rn 44rn 1.35rn 0.48rn (2004. 7. 14 アルマティ 酒田 剛)目次へ Norilsk Nickel社、Talnakh鉱床区における鉱山の拡張計画を発表rn 7月6日付けインターファックスによれば、Norilsk Nickel社はNorilsk地域に位置するTalnakhsky鉱床区(Talnakh-Oktyabrsky鉱山地帯の一部、鉱石生産量は3.21百万t/年)での鉱山の開発・拡張計画を発表した。計画では、2004年に鉱石310千tの生産を予定しているSkalisty鉱山(高品位鉱:鉱量32.3百万t、Ni品位3.62%、Ni量1,170千t、Cu品位3.26%、Cu量1,052千t)は6~7年で設計能力の1.2百万t/年を達成する。開発計画中のGluboky鉱山では2013~14年の生産(0.8百万t/年)開始を目指し、2004年第3四半期に2kmの竪坑2基を建設するテンダーを行う予定。Komsomolsky鉱山(鉱量21.7百万t、Ni品位1.05%、Ni量229千t、Cu品位2.62%、Cu量569千t)では2005年に巻上げ機を更新して鉱染状鉱の採掘に移行、2010年には採掘量を4百万t/年に増やす。  Talnakhsky鉱床区ではKomsomolsky鉱山の白金族金属(PGM)生産量が最大だが、品位はMayak鉱山(鉱染状鉱:鉱量1.3百万t、Ni品位0.57%、Ni量7千t、Cu品位1.12%、Cu量14千t)の方が高いとされる。Talnakh-Oktyabrsky鉱山地帯の埋蔵鉱量は221.7百万t、Ni品位2.41%、Ni量5,335千t、Cu品位4.12%、Cu量9,124千t。 (2004. 7. 16 アルマティ 酒田 剛)目次へ Norilsk Nickel社、2004年ニッケル生産量は125~126千tの計画rn 7月7日付けインターファックスによれば、Norilsk Nickel社Polar Division所長のViktor Tomenkoは同社ニッケル生産量の2004年計画を対前年比4.5~5.3%減の125~126千tと発言した。2003年生産量は132千t。同所長によると、Norilsk Nickel社の売上げの75%を担う同Divisionでは2004年に40億USドルの売上を目指しており、設備更新の100百万USドルを含む投資額は60%増の400百万USドルを予定。毎年20百万USドルの探鉱投資を行って第2のTalnakh鉱床を探しているが、未だ発見されていない。また、当面は鉱石採掘量14百万tの規模を維持する計画だとしている。  同社が策定した発展計画では、2010年までに同Divisionの鉱石採掘量を20百万t/年に増やすとされている。 (2004. 7. 16 アルマティ 酒田 剛)目次へ Norilsk Nickel社、大気汚染防止など環境対策に5年間で1億ユーロを投資予定rn 7月6日付けインターファックスは、Norilsk Nickel社が2005年から2010年までの5年間で環境対策に1億ユーロを投資する予定だと伝えた。Norilsk地域の同社Polar Divisionでは2005~8年の環境改善プログラムとして硫黄の回収に取り組むが、銅製錬所での改善効果を見た上でNadezhda Metallurgical Plantへの適用を検討する。同Divisionの銅製錬所では、排煙管理システムの見直しを2005年第1四半期に終えたが、500百万ルーブル(約17百万USドル)を投資、硫黄回収率を86%にまで高め、2006年には大気汚染の現状を改善する。硫黄回収率は現状で23%、許容排出量650千t/年に対し2,400千t/年が排出されている(2004年計画生産量は348千t)。関係筋によれば、スウェーデンとカナダでは銅生産量240千t/年の生産者が許容される硫黄排出量は2千t/年である。 (2004. 7. 16 アルマティ 酒田 剛)目次へ おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。 trnt trnttCopyright©2012 Japan Oil, Gas and Metals National Corporation All Rights Reserved.

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