閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアメタル チタン
2004年9月8日 アルマティ 酒田 剛

カナダ・Geostar社、ロシア初のチタン鉱床開発から撤退か

 9月3日付けインターファックスは、ロシア初となるチタン鉱床の開発を目指していたGeostar社がプロジェクトから撤退する可能性があると伝えた。Andrei Bespalov同社代表がLukoyanovskoyeチタン-ジルコン鉱床(ニジニ・ノヴゴロド州)の開発を断念し、ライセンスを放棄する可能性があることを9月1日に明らかにしたもの。これによれば、最終的な結論には達していないとしつつ、投資額と投資費用の回収可能期間の改善が見込めなければ、事業継続は困難だとしている。ロシア天然資源省の同州天然資源・環境保護局は鉱石分離に必要な新技術の導入が課題となっていることを認め、同社が撤退した場合にはライセンス付与の入札が行われることになるとの見通しを示した。当初、Geostar社は、年内にも鉱山・選鉱設備の建設に着手し、20百万USドルを投じて2006年までに精鉱生産能力30千t/年(鉱石処理量480千t)の設備を完成させる計画であった。
 Lukoyanovskoye鉱床は、ロシア最大規模のチタン-ジルコン鉱床の一つで、高品位のジルコンと、ルチルやイルメナイトなどに富むのが特徴。ライセンスを有するGeostar社が1995年からプロジェクトに取り組んできたが、財政問題から開発は遅々として進まず、2001年になってNizhny Novgorod bank Garantiaと州当局が開発協定に合意した経緯がある。同社の権益は、Garantia 13.29%、Arzamas Experimental社79.2%など。

ページトップへ