閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2004年9月8日 調査部 大迫次郎

銅価格の今後の見通し

 4週連続で銅先物か価格が下落したことを受け、Bloomberg社が、銅価の見通しについて、英、米、豪の11社(メタルトレーダー、アナリスト)に調査したところ、7社が銅価の下落を、3社が上昇、1社が現状の水準維持という見通しだったことが明らかになった。

 弱気の見通しの背景として、

  (1) まず第1に銅消費が鈍化傾向にあること。
  銅消費の牽引国である中国については、2003年は15%も伸び、350万トンであったが、2004年は8%の伸びに抑えられる見通しである。米国については2003年11%の伸びが見られたが2004年には1%程度と見積もられる。
  (2) 次に、これまで減産体制にあったBHP-Billiton、Phelps Dodge、Freeport-McMoranなどの大手産銅会社の鉱山がそろって増産体制に入り、増産が順調にいっていること。

などがあげられている。
 なお、8月16日付けのMetals Weekによれば、アナリスト筋の銅価格予想として短期的には上昇との見方を掲載しているが、上記と同様な理由で長期的には現在より低水準になるとしている。また、同紙では、原油価格上昇の銅価格への影響を懸念している。(9月4日Bloomberg News、8月16日Metals Week)

ページトップへ