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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2004年9月21日 リマ 辻本崇史

ペルー・地元反対により政府はCerro Quilish金鉱床の探鉱許可を無効と宣言

 Yanacocha鉱山社が、エネルギー鉱山省の探鉱許可を得て先月に開始した、Cerro Quilish金鉱床の精密探鉱に対し、本鉱床の開発による環境問題(水源の減量・汚染)を懸念した地元住民の過激な反対行動(道路封鎖等)に対する、政府の対応が注目されていた。これに対し、政府は、探鉱許可の取り消しを求める地元の要求をほぼ受け入れる形で、9月17日付の官報により、先に付与した探鉱許可を無効とする旨、宣言した。
 この反対運動には地元の県知事、Cajamarca市長も賛同し、9月15日には県レベルのストにまで発展し、地域住民の生活や産業に大きな障害が生じてきたことから、政府は苦渋の決断を下した。これに対し、民間鉱業界等は、地元の要求に屈した形となった今回の政府対応を批判し、当国の投資環境に与えるダメージを危惧する声が出ている。
 但し政府は、政府、地元、鉱山側等からなる協議会を設けることで合意を取り付け、この中で、第三者による水理学的な環境調査を優先的に実施し、この結果が関係者の納得できるもので、鉱山開発により懸念される環境問題が生じないとなった場合に、将来、探鉱が再開できる余地を残した。

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