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ニュース・フラッシュ

2004年10月20日 アルマティ 酒田 剛

南ア企業によるGold Fields社の買収宣言、Norilsk社と連携か

 地元業界紙等によれば、南アGold Fields社(世界第4位の金生産者)に対し81億USドルの敵対的買収を宣言したHarmony Gold Mining社(南ア:同6位)は国内金鉱山の操業に特化しているのが特徴で、高い生産コストにあえぐ同社にとって国内に優良な金鉱山を持つGold Fields社は非常に魅力的な対象である。この買収が成功すれば、年間生産量230t超の世界最大の金鉱山会社が誕生することになる。先月、Gold Fields社は、Iamgold社(加:同7位)との間で合併に合意したが、この計画は同社の最大株式20%を所有するNorilsk Nickel社にとって権益を薄める不快なものであり、両者の関係に水を差していた。今回のHarmony社の戦略は、この合併を反故にし、Gold Fields社の国際部門の資産が転がり込むことになるNorilsk Nickel社にとっては願っても無いことだが、Norilsk Nickel社の報道官はこれに対するコメントを断った。
 今のところ、Gold Fields社は、Iamgold社との合併が株主にとって最良の方策だとしてHarmony社による買収を拒否する構えを見せている。南アにおけるランド建て金価格の下落と資源枯渇問題、ロシア側の海外への投資分散の動きなどが相俟って起きた今回の買収劇、今後の動向が注目される。

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