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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2004年12月21日 アルマティ 酒田 剛

ボリビア・Coeur d’Alene社がSan Bartolome銀鉱床の開発を正式決定

地元業界紙等によると、Coeur d’Alene社(米)は、ボリビア南部のポトシ県に位置するSan Bartolome銀鉱床の開発を正式に決定した。  これによると、操業開始は2006年内、開発投資額は135百万ドル、生産規模(当初5年間)は産銀量8百万オンス/年(直接生産コスト3.5ドル/オンス)、山命15年を予定している。  なお、可採鉱量は35.3百万トン(銀 3.48オンス/トン)である。  また、同社は、本銀山の操業開始に伴い、同社の年間総産銀量が現レベルより40%以上増加するとしている。  (2004. 12. 20 リマ 辻本崇史)目次へ ボリビア・Inti Raymi鉱山社がKori Chaca金鉱床の採掘を2005年5月に開始rn Inti Raymi鉱山社(Newmont社88%他)は、ボリビアの主力金山であったKori Kollo金山(オルロ県)を保有しているが、同金山は既に終掘し、現在は閉山処理段階にある。しかし、閉山処理と共に、採掘済の残鉱石のヒープリーチング処理により金生産を継続(2006年迄の予定)している。  地元業界紙等によると、同鉱山社は本活動と並行し、Kori Kollo金山の近隣に位置する同タイプのKori Chaca金鉱床(鉱量12百万トン、Au 0.8g/t)を採掘すべく、現在、開発を実施中である。  これによると、同金鉱床の採掘は、Kori Kollo金山と同様に露天掘によるヒープリーチング法処理により、2005年5月から2年間の短期操業を計画し、この間に23万オンスの産金量を予定している。開発投資額は24百万ドル。  (2004. 12. 20 リマ 辻本崇史)目次へ ペルー・Noranda社がAntamina鉱山権益の売却をMinmetal社(中国)と交渉中rn 地元業界紙等によると、Antamina鉱山社の幹部は、同鉱山の33.75%の権益を保有するNoranda社が、本権益の売却についてMinmetal社(中国)と交渉中であると発言した。  これによると、売却交渉は数カ月前に始まったが、未だ合意には至っていない。非鉄分野における世界規模での中国企業の進出は注目を集めているが、ペルーにおいてはこれまで、探鉱・開発、既存鉱山への資本参加等、具体的な動きは見られなかった。従って本件は、中国企業によるペルー非鉄鉱業分野への初の具体的な進出案件とも位置づけられ、この点からも今後の動向が注目される。  (2004. 12. 20 リマ 辻本崇史)目次へ ペルー・La Granja銅鉱床の入札に係る事前登録を開始rn 地元紙等によると、ProInversion(投資促進庁)は、La Granja銅鉱床(Cajamarca県)の入札に係り、入札に関心のある企業に対し、事前登録の受付を開始する旨、発表した。本事前登録により、入札資格を有するとされた企業は、本鉱床に係る既存資料へのアクセス、現地視察が可能となる。  具体的な入札日程(入札は2005年第2四半期を予定)、入札実施要項については、未だ発表されていない。  なお、本鉱床の開発については、1990年代以降、Cambior社、BHP Billiton社が検討を行ったが、冶金面での技術的問題等により、開発を断念した経緯がある。  ProInversionによる、同鉱床の鉱量は12億トン(銅 0.65%:他に金・銀を含有)。  (2004. 12. 20 リマ 辻本崇史)目次へ ペルー・Alto Chicama金山の操業開始は2005年第3四半期rn 地元紙等によると、Barrick Gold社は、同社が開発工事中のAlto Chicama金山の現況を発表し、既に工事の60%以上が終了し、計画通りに開発工事が進んでいるとした。この結果、当初に予定していた2005年の第3四半期の操業開始は確実な状況にあり、開発投資額も予算額(340百万ドル)に収まる見通しである。  なお、本金山の産金量は、当初10年間は平均で約17トン/年(生産コスト135~145ドル/oz)、とくに当初の3年間は約23トン/年(生産コスト125~135ドル/oz)を計画している。本鉱床の金量は約220トンで、今後の探鉱によりさらに増加する見込みである。  (2004. 12. 20 リマ 辻本崇史)目次へ Dynatec社、マダガスカルAmbatovyニッケル・プロジェクトのFSのレビューを開始rn Dynatec社(加)の12月10日の発表によれば、同社がPhelps Dodge社(米)の子会社とJVで実施しているマダガスカルのAmbatovyニッケル・プロジェクトについて、同プロジェクトのFSをまとめていたSLEC社からFSのドラフト提出を受けた。2005年第1四半期末までにレビューを行い結論を出す予定。同プロジェクトは、同社が53%、Phelps Dodge社(米)の子会社が47%シェアを有し、平均年産ニッケル6万トン、コバルト5千トンを20年以上にわたって行うことが期待されている。生産開始は2007年の予定。同社は、特にニッケル・ラテライト鉱床の処理を得意とする会社で、2003年より、契約ベースでの技術提供からプロジェクトの直接所有へ方針転換、本プロジェクトもPhelps Dodge社から2003年8月に53%の権益を取得していた。  (2004. 12. 17 ロンドン 嘉村 潤)目次へ Lonmin社、溶錬炉再開と今後の生産見通しを発表rn 世界第3位のプラチナ生産者であるLonmin社(南ア)は、11月19日に起きたNo.1スメルター冷却水漏れによる水蒸気爆発事故の修復に関し、12月17日に以下の見通しを発表した。炉は2005年1月7日に再加熱を開始し、1月末には通常生産に戻る予定。修復費用は4~6百万ドルで、Impala社施設を使用した場合の使用量を含む操業コスト11百万ドルと比べるとかなり少ない見込み。2005年9月末までの2005年度全体への影響としては、白金族金属(PGM)1オンス当たり約60ランド、2005年度のコスト合計はPGM1オンス当たり2,475ランドと見ており、2005年度の生産は、白金93万オンス、PGM全体では171.5万オンスと見込んでいる。  (2004. 12. 17 ロンドン 嘉村 潤)目次へ ナミビア・Haib銅プロジェクトの開発でAfri-Can社が、Mintek社と合意rn Afri-Can Marine Minerals社(加)の12月20日の発表によると、同社とDeep South Mining社(ナミビア)は、ナミビアのHaib銅プロジェクトの開発に関して、Mintek社(南ア)との間でMOUを締結した。Mintek社は鉱石処理や冶金技術を得意とし、バイオ・リーチング技術に優れた企業である。MOUでは同プロジェクト開発のための冶金テスト作業等をMintek社が提供し、Mintek社にプロジェクトへの20%権益のオプションを与えることとなっている。Haib 鉱床は、ナミビア南部のOrange川から8kmのKaras地域に位置し、銅品位0.46%で292百万トンの資源があると期待されている大規模なポーフィリー銅・モリブデン鉱床で、1948年に発見され、Falconbridge社、Rio Tinto社等いくつかの会社が探鉱を実施した経緯がある。同社は本年5月にDeep South Mining社から70%権益を取得するLOIを締結し、参入していた。  (2004. 12. 21 ロンドン 嘉村 潤)目次へ 中国・雲南銅業(集団)有限公司、確認銅資源1,000万トンを確保かrn 有色金属報等地元業界紙によると、雲南銅業公司は“第10次5ヵ年計画”末期における銅資源確保は、約1,000万トンとなる可能性があるとしている。  雲南銅業集団は雲南省の大手銅生産企業集団として、2000年から国内外資源に対する資源確保戦略を推し進め、四川涼山鉱業株式公司を持株会社としたことを手始めに、雲南思茅市、迪慶チベット族自治州、文山チワン族ミャオ族自治州等の数ヶ所の探査権、採掘権を取得し、さらにチベット自治区、庁宮、玉龍などの関係部署と鉱産資源の共同開発に関する協議または趣意書の締結を行った。その結果、確認銅資源量が1,000万トンとなったと言う。  当事務所の情報によれば、確かに大姚銅鉱床等の銅鉱床を保有し、中でも埋蔵量が約80万トン(金属量)ある大紅山銅鉱床がある一方で、雲南思茅市、迪慶チベット族自治州、文山チワン族ミャオ族自治州等の銅鉱床は、地理的、地形的、気候的に非常に厳しい条件を併せ持っており、簡単には資源としてカウントすることは出来ない鉱床もあるようだ。ただ、銅の国内需要が急増する状況下、西部大開発が政府の音頭により推進されてきており、これが追風となって、同公司が成長する基盤が整えられてきたことは事実であり、これらの鉱床の開発状況に目が離せないとも言える。  (2004. 12. 17 北京 納 篤)目次へ 中国・包頭市、主要銅生産基地に名乗りrn 包頭にある非鉄関連企業からの情報によると、中国内蒙古自治区包頭市政府及び関係者は、モンゴル国境地域一帯に賦存する膨大な基礎資源を有効に開発利用することに着目し、包頭市を中国の主要銅生産基地にしたい意向を持ち、準備を始めたと言う。  包頭政府は銅需要の急増に対応するため、年間生産能力4万トンの新規製錬所を設置する計画であるとし、カナダ・Ivanhoe社のモンゴル・Oyu Tolgoi鉱床開発に期待しているという。包頭政府は今後、新規銅製錬所の建設投資に参画する国内外の投資家を募り、工業開発区内に銅製錬所を設置する予定としている。  ただ、現在、新規銅製錬所建設に関しては基本的には認めない中国政府の方針であるが、一方、中国政府は西部大開発及び東北振興を推進していることもあり、特例として建設が進められるのかどうか注目していきたい。  (2004. 12. 17 北京 納 篤)目次へ 中国・有色金属工業協会、国際ニッケル研究会と協力の覚え書締結へrn 中国有色金属工業協会によると、国際ニッケル研究会事務局長Claude Lecoq氏は中国海南島で行われた「2004年中国国際ニッケル・コバルト会議」に出席し、その席上で中国有色金属工業協会との間で、双方の協力について以下の内容の覚え書きに調印した。 双方でニッケル生産、消費に関する情報について報告するrn 上記領域での工業成長、技術成長及び環境保護状況について報告するrn 上記領域での協力を強め、新たな協力プロジェクトを追求するrn 相互の経済、技術協力を促進し、双方便宜供与を行うrn 共同で国際会議を開催し、協力を広げるrn 中国側は早急に国際ニッケル研究会に加盟し、ニッケル及びその実用領域への発展にあるべき役割を果たす  本覚え書の有効期限は5年で、今後ニッケルの需給関連のデータが同研究会に定期的に送られることとなる模様。  (2004. 12. 17 北京 納 篤)目次へ 中国・コバルト精鉱輸入が急増rn 中国海南島海口で行われた「2004年中国国際ニッケル・コバルト会議」において、安泰科は中国のコバルト精鉱の輸入が急増していることを指摘した。1992年ではコバルト精鉱の輸入量が1,721トンであったものが、2004年予測では133,852トンとなり、過去13年間の年平均増加率は48%に達する。中でもアフリカからの輸入が大半を占め、2000年で全体の76%、2004年では全体の90%がアフリカからの輸入となっている。  一方、中国の2004年のコバルト地金生産量は約9,000トンで、2003年と比べ倍増、金川集団公司がそのうち27%を生産している。  (2004. 12. 20 北京 納 篤)目次へ カザフスタン・Eureka Mining社、モリブデン・銅鉱床の探鉱開発を計画rn 地元業界紙等によると、カザフスタンの金採掘企業Eureka Mining社は東カザフスタン州にあるShorskoeモリブデン・銅鉱床の探鉱開発を計画している。同社は、価格高騰からステンレス・特殊鋼向けに大きな影響を与えているモリブデンの早期生産を目指し、2005年第1四半期中に探鉱作業を終え、第4四半期には採掘作業に着手したい意向。同社の計画では、2005年末までにモリブデン3.8百万lb、銅1.2百万lbをそれぞれ生産する。同社のKevin Fu社長は、採鉱設備をベースとする鉱山開発への投資額が30百万USドルになる見通しであり、カザフスタンの他にロシアでもモリブデン・プロジェクトを検討中であることを明らかにした。  (2004. 12. 17 アルマティ 酒田 剛)目次へ ロシア・Norilsk Nickel社、子会社通じ金鉱床を31.7百万US$で買収rn 地元業界紙等によれば、Norilsk Nickel社の子会社Polyus社はイルクーツク州のChertovo Koryto金鉱床(金埋蔵量150t、Au品位2.45g/t)の開発ライセンスを所有するTonoda社を31.7百万USドルで買収したことを明らかにした。Tonoda社の株式100%をPolyus社傘下のLenskaya Gold Mining社が取得した。買収額のうち、24.8百万USドルは株式の取得分、6.9百万USドルはTonoda社の負債分。Koryto金鉱床は同州Bodaiboの北方190kmに位置し、Polyus社は探鉱に続いて2009年までには金回収工場の建設を終えたいとしている。先にPolyus社は、2004年探鉱費が20百万USドルとなり、2005年には倍増させる見通しを発表していた。  (2004. 12. 21 アルマティ 酒田 剛)目次へ Norilsk Nickel社、ロシア科学アカデミーと共同でパラジウム研究所を創立rn 地元情報紙等によれば、Norilsk Nickel社はロシア科学アカデミー(RAS)との間で白金族金属の工業利用を促進させるための協定書に調印した。両者は、パラジウムを使用した競争力のある物質や技術、ハイテク製品などを共同研究するプログラムの実施に合意し、シベリア地域にあるRAS所属の触媒研究所にNorilsk Palladium研究センターを創立する。  この協定は、2003年11月にRASとNorilsk Nickel社の間で締結された水素エネルギーや燃料電池技術の協力に関する包括協定の枠内で実施される。  (2004. 12. 21 アルマティ 酒田 剛)目次へ カザフスタン・Kazkhrom社、クロム粒鉱の生産設備に加え、ジルコニウム精鉱の生産も計画rn 地元業界紙等によれば、カザフスタンKazkhrom社のDonskoi GOKは2005年第4四半期にクロム焼結ペレットの生産プラントを竣工することを明らかにした。建設費は44百万USドルで、生産能力は700千t/年になるとKazkhrom社を統括するコングロマリットEurasian Industrial Association(EIA)のAlexander Mashkevich代表が発言した。同代表は国営原子力公社Kazatomprom社と共同でジルコニウム精鉱の生産を検討中であることも明らかにした。  (2004. 12. 21 アルマティ 酒田 剛)目次へ おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。 trnt trnttCopyright©2012 Japan Oil, Gas and Metals National Corporation All Rights Reserved.

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