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ニュース・フラッシュ

2005年1月24日 バンクーバー 中塚正紀

カナダ・ブリティッシュ・コロンビア州(BC州)、鉱業再生プラン57項目を発表

 このほど、BC州政府は大掛かりな鉱業再生計画案を発表し、その内容は、地域住民や先住民への支援体制の主導、作業員や環境保護の促進、世界レベルの税制対策、探鉱開発地への立ち入り許可の保障など57項目の対策となっている。
 BC州鉱山資源省のリチャード・ノイフェルド大臣は、この計画は環境維持原則とのバランスをとりつつ、探鉱事業への投資を促すことを目的とし、州経済全体に有益になるだろうと述べている。
 この計画には12省庁が関わり、57項目それぞれに導入目標期日を設定している。
 最も注目されるのは、探鉱申請手続きの簡素化で、これまでは複数の省庁で行っていた申請手続きを鉱山資源省が一括して行い、短期間で手続きを出来るようにするというもの。
 その他にも、州内外の投資環境改善促進に焦点を置いた項目、州内の地域住民や先住民との相互理解を深め、産業振興を目的としたフォーラムの開催、学校に配る教材資料の作成等に焦点を置いた項目、州の税制や法規の世界的競争力の評価を行う項目等がある。これらの計画は実施までに3年間はかかると見られる。
 また、作業員の安全基準や環境基準をさらに高めるために鉱山検査や監査プログラム、インフラがなく開発が出来なかった地域への投資プログラムなど新たなプログラムの導入も計画されている。
 BC州鉱山業界は非常に慎重な対応をしながらも、政府の努力は産業再生のきっかけになるだろうと、この計画を支持している。

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