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ニュース・フラッシュ

2005年6月28日 リマ 辻本崇史

ペルー・トロモチョ鉱床、Peru Copper社が選鉱試験結果を発表

 ペルー・トロモチョ銅鉱床のFSを作成しているPeru Copper Inc社(在バンクーバー)は、6月20日、Metcon Research Inc.(米・ツーソン)が実施する選鉱試験の進捗を公表した。同鉱床を代表する7つのコンポジット試料について浮遊選鉱試験を行った結果、得られた精鉱の平均分析品位は銅26.9%であり、銅回収率は各試料で86%と87%の間の値を示したという。またMetcon社は、銅精鉱に対するリーチングによる湿式回収の試験も併せて実施、有望な結果を得たという。Metcon社は「リーチング後の精鉱を再処理し、通常の銅精鉱として生産することにより、トロモチョ鉱石からの銅回収率は、リーチングによるカソード生産と併せて85%に達する」との見方を示した。これについてPeru Copper Inc社David Lowell会長は、「トロモチョ鉱石に対して伝統的な浮遊選鉱が極めてうまく適用できることが確認できた」、また「湿式工程の導入により精錬所への依存を低減でき、かつ極めて低コストの生産が可能になる」とコメントしている。
 トロモチョ鉱床のFS・開発を巡っては、2003年6月にPeru Copper Syndicate社(PCS)がペルー・セントロミンとオプション契約を締結。契約はPCS社が5年間に12百万ドルを投じFSを作成することにより、100%のトロモチョ権益を獲得できるというもの。PCS社は2004年2月にPeru Copper Inc社をバンクーバーに設立し、トロモチョ・オプションの行使を目指して、鉱量確認、各種試験を実施しているところ。2005年4月26日には同社による鉱量確認の進捗も公表され、埋蔵鉱量818百万t、銅品位0.64%、(銅換算品位0.90%、モリブデン0.022%、銀8.3g/t、カットオフ銅換算品位0.60%)、このほか准埋蔵鉱量(Marginal reserves)として763百万t(うち予測分257百万t)、銅品位0.33%(銅換算品位0.44%)が確認されたとし、Peru Copper Inc社による約5万メートルのボーリング調査を通じて銅資源量はほぼ倍増したと報じられていた。鉱量獲得のためのボーリング調査は現在も継続中。

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