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ニュース・フラッシュ

2005年7月22日 バンクーバー 宮武修一

地元誌にみるカナダ企業買収の憶測(2):プレーサードーム社

 Placer Dome社も買収ターゲットの有力候補との見方がある。Placer Dome社は、時価総額80億ドル、雇用者数1万3千名、17鉱山の権益を所有する世界トップの産金企業のひとつ。しかし堂々の経営規模の裏で、最近の経営は心許ない。現在Barrick Gold社の支柱となっているタンザニアのBulyanhulu金プロジェクトを早期で手放したこと、開発が難しいとされたネバダ州Getchell金鉱山を高額で買収したこと、フィリピンのMarcopper鉱山運営に関する悪評への対応など、いずれも経営に対し疑問符が打たれる点とされる。また、現在所有する17鉱山の権益のうち、優良資産はチリのZaldivar銅鉱山、ネバダのCortez鉱山とその周辺の探鉱プロジェクト、オンタリオのCampbell鉱山と数少ないとみるアナリストも存在する。加えて、同社株10%以上を所有する大株主が存在しないこと、また役員や重役の持ち株が全体の0.04%しかないことなど構造的な不安もあるとする。

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