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ニュース・フラッシュ

鉱種:
インジウム レアメタル
2005年8月29日 ジャカルタ 池田 肇

アジア・インジウム相場、1,000USドルの大台突破

 商社筋は18日、アジア・インジウム相場がkg当たり1,000USドルの大台を突破していると明らかにした。中国の4N、5Nのインジウム相場は、同1,000~1,080USドルとなっている。2週間前の同相場は同910~995USドルだった。需要減退のなかでもインジウム原料の確保が困難な状況になっているため、同相場が上昇している模様。
 同相場上昇で、インジウム・メーカーは同価格を1,020~1,050USドルで引き上げてくると予想され、市中相場は同1,050~1,080USドルに続伸していくと予想される。
 商社筋によると、中国政府がインジウム・スメルターの環境汚染問題で工場閉鎖させており、その結果、リファイナリーが原料不足で減産に追い込まれて、供給不足が相場を上昇させている。
 中国の有力インジウム・メーカー、Zhuzhou Smelter, Shaoquan Smelter, Huludao Zinc Smelterなど高品位のインジウムを供給しているメーカーが減産に追い込まれており、玉の確保が難しくなり始めている。また、これらメーカーは同相場の高騰を期待して出荷を渋っていることも相場上昇要因となっている。
 しかし、メーカー側はこれを否定、長期契約のユーザー向けを優先した結果、スポット市場での販売が減少しており、同価格を1,000USドルの大台に乗せているだけだと主張している。
 日本のユーザーは引き続き買い気薄の状況が続いているが、8月末から9月には市場で手当てを始めると見ている。しかし、日本のユーザーは長契で手当てしており、スポット市場での買いは少ないと商社筋は見ている。また、日本のユーザーは今後6か月程度の在庫を抱えており、積極的な玉確保はしないと推測されている。過剰在庫で長契をキャンセルする大手ユーザーもあるからだ。

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