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ニュース・フラッシュ

2005年10月4日 サンティアゴ 中山 健

Pascua Lamaプロジェクトにアルゼンチン住民が拒絶反応

 9月12日付け地元紙等によると、Barrick Gold社がチリ第Ⅲ州とアルゼンチンのSan Juan州にまたがるPascua Lama金鉱床を開発準備中であるが、アルゼンチンの環境保護団体が同プロジェクトは環境を破壊する可能性があるとして、開発に真っ向から反対しており、同プロジェクトは中断を余儀なくされている。
 アルゼンチンの環境保護団体が問題視しているのは、Barrick Gold社の開発計画では3か所にわたる氷河から氷を一部取り除いて、2km離れたGuanaco氷河に移設することになっている点である。環境保護団体は氷河を移設すれば環境が破壊される上、同地区の水資源にも悪影響を与え、農業灌漑を阻害する可能性があると主張している。
 San Juan州鉱業長官は、“氷河に影響するとは思えないが、保護団体の要請により、全国陸水学研究所に同鉱山開発が氷河に影響を与えるか否かを調査して貰うことにした。11月には調査の結論が出る見込みである”とコメントしている。
 Barrick Gold社の広報部長は、“反対しているのは少数の環境プロの連中で、彼等はどのようなプロジェクトにも必ず反対するのだ。氷河移設計画は当社及び地域の技術専門家に評価してもらった。彼等は様々なプロジェクトを手がけており、世界各地で同様の仕事を問題なくこなした経験を持っている。我々は専門家を信頼している”と反論している。

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