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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2005年10月5日 シドニー 永井正博

中国、鉄鉱石価格交渉に先駆け対話を開始

 地元紙等によると、中国最大の鉄鋼生産者である宝鋼集団(Bao Steel Grou;本社上海)は、中国国内への鉄鋼の供給に対応するため、インド、ブラジル、ロシア、東欧等の海外の製鉄所に投資する考えであること、また、2005年の高い需要のため、CVRD社、Rio Tinto社、BHP Billiton社と、4月から71.5%値上げした鉄鉱石価格での支払に合意しているとのことである。
 一方、BHP Billiton社長のChip Goodyear氏は、西オーストラリアの鉄鉱山の35億豪ドルに及ぶ拡張工事で中国とのパートナーを組むこと、また、中国に魅力的な資源があれば、中国の探鉱に投資する考えがあると述べている。
 さらに、宝鋼集団は、鉄鋼価格が下がっているので、鉄鉱石の値段も2006年は下がると予測しているが、鉄鉱石の価格が下がらなければ、製鉄所の生産を減らして鉄鉱石需要を抑えるか、または高い輸入品に替えて中国の低品質の鉱石にシフトすることになるであろうと見ている。
 2006年の契約については、鉄鉱石供給者が10月にも、日本及び中国と交渉を開始する予定になっている。

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