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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2006年1月16日 シドニー 永井正博

鉄鉱石の価格交渉再開

 地元紙等によると、鉄鉱石の価格交渉が、16日の週にアジアの製鉄会社と3大鉄鉱石生産者であるブラジルのCompanhia Vale do Rio Doce(以下CVRD)、Rio Tinto、BHP Billitonとの間で、東京で再開された。
 2005年、鉄鉱石価格は71.5%上昇の記録を作ったが2006年も上昇が見込まれている。CVRDは最近、ブラジル通貨が上昇したことの埋め合わせとして40%の上昇を求めている。Rio Tintoは鉄鉱石の収入が2006年収入のほぼ半分を占めるであろう事情がある。2005年BHP Billitonはロケーションプレミアムを持ち出した。このプレミアムは現在のブラジルとオーストラリアのフレートとの差分を高く契約するというものである。
 中国の製鉄メーカーは、弱含みの鉄鋼市場と鉄鋼価格の下落、2005年の記録的価格上昇、2006年の生産者の拡大投資による生産増等により、鉄鉱石価格引き下げを要求している。
 中国最大の鉄鋼生産者である宝鋼集団(BaoSteel)は、最近シンガポールでBHP Billitonと接触し、価格に係るディスカッションをしている。この尋常でない行動は、日本に先駆け中国需要に対する安定供給を企てるものである。
 先週、Goldman Sachsは18%の価格上昇を予測した。

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