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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2006年1月23日 バンクーバー 宮武修一

チリ・Cerro Casale銅金プロジェクト、開発の行方

 業界紙等によると、2005年来のPlacer Dome社のBarrick Gold社による買収見通しは、チリCerro Casale銅金プロジェクトの開発の行方にも影響を与えている。Placer Dome社は、1997年にカナダArizona Star社、同Bema Gold社らが権益保有するチリの大型斑岩銅金プロジェクトCerro Casaleに参入し、現金支払いや探鉱・FS作成により51%の権益を獲得した。しかし最終判断が求められた2005年9月には、Placer Dome社は開発の意志無しと表明。24%の権益を有するBema Gold社、同25%のArizona Star社らは共同開発の株主合意書主旨に反するとし、しかも現下の金価格で開発は可能と、権益の返還を迫っていた。翌10月にはPlacer Dome社権益の売却につき三社でいったん合意に達したが、この直後、権益譲渡が完遂しない中、Barrick Gold社による買収提案がなされ、現在に至っているという。1月19日にBema Gold社CEOは、この譲渡を完遂した上、Barrick Gold社に対し改めて共同開発を提案したいと表明。これに対しBarrick Gold社CEOは、チリにおける他の操業とのシナジー効果も期待され、同社にとっての新案件として評価したいとし、一定の関心を示した。
 Cerro Casale銅金プロジェクトは斑岩型鉱床で、チリ第Ⅲ州、コピアポ市から約100km南東の標高4,200mに位置する。2004年末に報じられた鉱床規模は、推測込みで鉱量12億t、平均品位、金0.69g/t、銅0.27%であった。

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