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ニュース・フラッシュ

2006年1月24日 ジャカルタ 池田 肇

フィリピン・アロヨ大統領、ミンダナオ島・タンパガン鉱床の鉱山開発延期を支持

 地元新聞紙等によれば20日、アロヨ大統領はデフェンソール環境天然資源省大臣に対して、ミンダナオ島の鉱山開発を延期する命令を口頭で発動したと報じた。
 同大統領は20日に地元教会の有力者と非公開で懇談してこの決定を行なったもので、延期期間は明らかにされていない。
 フィリピン政府は2004年12月に同国最高裁判所が1995年鉱業法を合憲と判断したのを受けて鉱山開発を積極的に進める方針に政策を転換している。しかし、同島にあるSagittariusu社のタンパガン鉱床開発は環境を破壊し、地元農民や漁民に被害を与えているとの陳情を受け、実態調査を同国政府・環境天然資源省に指示するとともに当面の開発延期を促がしたもの。
 地元では、今回の延期命令を歓迎しているが、同命令が書面ではないことや延期期間も不明なことからその実効性を懸念している。また、鉱山開発中止は、同島全体の鉱床が対象か、タンパガン鉱床だけかも明らかにされていない。

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