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ニュース・フラッシュ

2006年1月27日 バンクーバー 戸村昌幸

保守党新政権に期待する資源産業

 1月23日の連邦議会選挙でこれまでの自由党政権から保守党による新政権が誕生したが、ブリティッシュコロンビア州資源産業ビジネス評議会の副会長Jock Finlayson氏は、多くの保守党議員は、資源産業(鉱業、林業、漁業、石油ガス)を経済活動の中心とするカナダ西部の選挙区出身者が多く、新しい政権の下で資源産業開発の今後の発展が期待されると語った。保守党の選挙キャンペーンにも、資源産業の活性化と持続を掲げており、今後、資源産業に関する連邦政策にも敏感に反応していくだろうとしている。なお、保守党の鉱業に関する公約は、鉱業政策減税の継続、鉱業と石油ガス開発申請の手続きの簡素化を挙げている。
 ブリティッシュコロンビア州のBill Bennett鉱業担当大臣はStephen Harper新首相に対し、Martin前首相によりプログラムの終了が決められていたスーパーフロースループログラムとして知られる投資探鉱費用控除(Investment Tax Credit for Exploration ITCE)について、引き続き継続するように早急に見直すよう求めている。ITCEは1990年代の世界的な鉱業の低迷を支援する目的で短期的なプログラムとして2000年10月に導入され、2005年の終了期限に至るまで2回終了期限が延長されていた。近年、探鉱投資が急騰した要因のひとつとして多くの鉱業関係者からこのITCEプログラムを評価する声が上がっている。また、PDAC(カナダ探鉱開発協会)のPeter Dimmell会長も、ITCEプログラムは市場の中で競争上の優位性をもたらすものとして評価しており、投資がカナダ国内のプロジェクトに使われることの利点も強調した。
 この他、Bill Bennett鉱業担当大臣は鉱山開発申請手続きの簡素化を目指し、ブリティッシュコロンビア州では、既に州規定のうち約3分の1を削除しており、連邦政府に対しても連邦規定の簡素化を図るよう更に求めていくとしている。

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