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ニュース・フラッシュ

2006年1月30日 北京 納 篤

中国商務部、レアアースの輸出管理を強化

 中国商務部は2005年第91号公告をホームページに、2006年のレアアース輸出企業の資質及び経営秩序を規範化させるために、「中華人民共和国対外貿易法」、「中華人民共和国貨物輸出入管理条例」等の関係規定に基づき、「2006年度希土輸出企業の資質基準及び申告手順」について公告を発布した。
 これは、経済産業省と国家発展改革委員会とが2005年11月に行っている第17回目となる日中レアアース交流会議の席上で、日本側が指摘した輸出許可書、いわゆるELを巡る改善要求に応えたものとして捉えることが出来る。今回のレアアース交流会議では、日本側から、EL(Export License)に関する管理上の問題、すなわちEL自体が売買の対象になっていること、数量を設けていることなど、日本側として安定供給が阻害されている大きな要因になっている点を質した。これに対して中国側は、中国企業からも改善要求が出されており、現在のシステムに改善余地がある点は承知しており、実務担当の商務部も改善に向けた取り組みを既に行っていると説明をしていた。
 輸出企業の資質基準については、概略は次のとおり。
 (生産企業)
 工商行政管理部門への登記、輸出入経営資格を持ち、実績として2004年の輸出供給量が1,500t以上または輸出額が2,500万元以上。
 産品はISO9000の品質管理がなされ、環境保護対策設備を持つこと。
 国家の関係法規を遵守し、社会保障等地元関係法規を遵守すること。
 (流通業)
 工商行政管理部門への登記、輸出入経営資格を持ち、資本金500万元以上、直近3年間のレアアースの平均輸出量が500t以上、または直近の3年間のレアアースの輸出金額が300万ドル以上であること。
 国家の関係法規を遵守し、社会保障等地元関係法規を遵守すること。
またこの他に、資質条件に該当しない企業の場合でも、西部地域にある生産企業であって、直近の3年間に輸出実績のある生産企業については、省政府、自治区政府、直轄市人民政府からの推薦による認定制度も設けている。ただし、最大3社まで。

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