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ニュース・フラッシュ

2006年1月31日 シドニー 永井正博

豪州・Iluka社のDouglasプロジェクト、コスト上昇により遅れ

 Iluka Resources社(本社パース)は、ジルコン、ルチルを生産するDouglas鉱山のコスト上昇による開発工事の遅れに悩んでいる。請負会社のRoche Mining社は、開発には105百万豪ドルの追加コストが必要と主張している。これは、湿式選鉱プラントの39.4百万豪ドルと鉱物分離プラントの65.9百万豪ドルである。
 Roche社は、資源ブームによる熟練労働者と機材の不足、設計の変更、天候による遅れによりコスト増が避けられないと言っている。Iluka社は、請負会社の主張には現実的なメリットがなく、契約書に根拠がないことから請負費を上げることを拒んでいる。2004年7月、Iluka社は、Roche社と197.8百万豪ドルで、エンジニアリング・資材調達・建設の請負契約に調印した。この契約書では、コストは固定してあり、コストが下げられればRoche社の利益となり、コストが上昇しても予算内で実行しなければならないという契約であった。
 分離プラントは2005年10月までに完成予定であったが、少なくとも8か月遅れている。湿式選鉱プラントは2006年4月までに完成予定であるが、現在、発注が始まった段階である。Iluka社とRoche社の役員が会い、もし合意がなければ、調停か仲裁に持ち込まれる。Ilukaは125,000tのジルコンと98,000tのルチルをDouglas鉱山で生産することを計画している。

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