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ニュース・フラッシュ

2006年2月7日 シドニー 久保田博志

Lynas社、仏・Rhodia社とレアアース事業で提携

 Lynas Corporation Ltd.(本社シドニー、以下Lynas社)は、2月6日、Rhodia Electrics and Catalysis社(本社フランス、以下Rhodia社)との間で、レアアースの提供と中国でのレアアースの川下分野での業務提携に関する基本契約を締結したと発表した。
 Lynas社は、自社の中国山東省のレアアース分離プラントで製造したレアアースをフランス国内のRhodia社のLa Rochelleプラントに提供している。Lynas社はまた、同社が保有するMt.Weldレアアース鉱山(西オーストラリア州)産の酸化レアアースをRhodia社の中国国内のプラントを利用して混合レアアース塩化物(商品名RED:Rare Earth Direct)として生産するとともに販売している。Mt.Weld鉱山は、高品位鉱石として期待されており、この提携により同鉱山から生産される酸化レアアース10,500t/年の約40%はRhodia社に納められる。最終契約は、2006年第2四半期になる予定。
 レアアースは、年間90,000t程度と市場規模は小さいが、ハイブリッド自動車(2010年には700万台に達するとの予測もあり、その場合、需要は35,000t増加する)、電子製品、コンピュータ記憶装置・ディスプレイ・省エネルギー照明など今後の需要拡大が見込まれている。
 現在、世界のレアアースの95%は中国からのもので、昨今の黄河流域の河川汚染の影響でその40%が操業停止すると予想もある。

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