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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2006年2月14日 調査部 西川信康

UBS、鉛需給は今後緩和の方向と予測

 業界誌等によると、スイスの金融投資会社であるUBSは、鉛のLME価格は現在、堅調な需要、鉱山ストライキや中国のスメルターの操業停止等の供給障害要因、LME在庫の低水準化等を反映し、一時1,400ドル台まで上昇するなど記録的な高値圏にあるが、この状況は、長くは続かないとの見方を示した。
 同社によると、2005年の世界の鉛需要は、中国と米国がけん引し前年比4.2%増加し、さらに、今後も中国市場が引き続き拡大することが見込まれるため、2006年は同3.7%増、2007年は同3.5%増と見込んでいる。一方、世界の地金生産は、現在、一次原料は不足しているものの、今後増産傾向が拡大し、2006年は前年比5.5%増の760万t、2007年は同6.2%増の800万tに達するため、需給バランスは、2005年は22万tの供給不足であったが、2006年はほぼバランスし、2007年は10万t程度の供給過剰になるとし、需給は緩和の方向にあるという。従って、価格は今後下落傾向に転じ、2006年の平均価格は850ドル/t、2007年は750ドル/tまで下降すると予測している。
 一方、仏・Societe Generalのアナリストは、現在の価格水準は、現在の需給のファンダメンタルから逸脱したものであるが、ファンド筋による金属人気は当分維持されるため、鉛価格は底固いため、2006年の平均価格は1,050~1,100ドルと依然、高水準をキープするものと予測している。

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