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ニュース・フラッシュ

2006年2月17日 ロンドン 嘉村 潤

英・Adastra Minerals社、First Quantum Minerals社の買収提案に対する役員会満場一致の拒否と、Kolweziプロジェクトにおける三菱商事との原則合意を発表

 Adastra Minerals社(英)は、2月17日、First Quantum Minerals社(カナダ)による買収提案(Adastra Minerals社株17.5株に対して、First Quantum Minerals社株1株の株式交換、期限は3月10日まで)に対して、役員会満場一致で拒否し、株主にこの提案に応じないよう推薦状を送付したことを発表した。この理由として、(1) Adastra Minerals社の主要資産は、コンゴ民主共和国のKolwezi tailings(鉱さい)プロジェクトで、世界で3番目に大きいコバルト資源を有し、予想される活況なコバルト市場から利益を得られるプロジェクトであること、(2) First Quantum Minerals社提案では、Adastra Minerals社株主に対して合併後の会社の7%の株式しか提供されないが、Kolweziプロジェクトは、合併後の会社の2009年銅生産の約21%、銅回収可能資源量の約45%に相当し、十分な補償となっていないこと、(3) 三菱商事との間で、両社の役員会承認等を条件にKolweziプロジェクトの14.9%を三菱商事が取得、三菱商事はAdastra Minerals社に37.5百万USドルの現金とKolweziプロジェクトの12.5百万USドルの肩代わり等を行うことに原則合意しており、この三菱商事との取引で暗示されるAdastra Minerals社の価値を低く評価していること、(4) KolweziプロジェクトのFS完了は2006年3月初旬が見込まれ、もしFirst Quantum Minerals社提案に応じれば、株主から、プロジェクト計画によって高まる価値について得られる機会を奪うものであること、などを挙げている。

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