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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2006年2月17日 ロンドン 嘉村 潤

国際銅研究会の月報(2006年2月)

 国際銅研究会は、2月17日、世界の銅需給に関する2005年11月速報を発表した。2005年11月の見かけ地金需給は、4.8万tの生産超過となった。季節調整後の見かけ地金需給でも5.9万tの生産超過となった。2005年1~11月の見かけ地金需給は、先に発表されたデータの修正も含め、15.4万tの生産不足(前年同期は97.2万tの生産不足)、季節調整後は2.8万tの生産不足(前年同期は84.6万tの生産不足)となった。
 11月の世界地金消費は、10月の低レベルから変化なく、前年同月比で2%以上減少した。中国は銅地金輸入の更なる減少により見かけ地金消費減少が継続、米国消費はこの6か月で最低のレベルとなった。一方、日本は10月の高レベルを維持、EUの消費は回復の兆しが見える。2005年1~11月の世界地金消費は、前年同期比1.5%減の1,516.3万tとなった。国別地金消費では、中国9%増、インド13.5%増、ロシア9%増となる一方、EU9%減、日本5%減、米国6.5%減となっている。
 2005年1~11月の世界鉱山生産は、前年同期比2.5%増の1,348.3万tであった。精鉱生産で3.3%増、SX-EWで1%減であった。鉱山稼働率は2005年1~11月平均88.3%で2004年1~11月平均の90.6%を下回った。しかしながら11月は、減少していたチリの鉱山生産が大幅に増加した。2005年1~11月の世界地金生産は、1次地金生産が4.3%増、2次地金生産が3%増となり、合計で前年同月比4.1%増の1,500.9万tとなった。主に中国17%増、インド20%増、インドネシア27%増となったことによるものである。2005年1~11月の製錬所稼働率は80.7%であった。
 2006年1月末在庫は、主要金属取引所(LME、COMEX、SHFE)合計で157,914tとなり、先月末から1,663t増加した。COMEXとLME倉庫で増加、SHFE倉庫では減少となった。2006年1月のLME cash price平均は4,734.33USドル/tであった。

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