閉じる

ニュース・フラッシュ

2006年2月20日 バンクーバー 宮武修一

Inco社、Falconbridge社のオファー期限、再度延長か

 Inco社のFalconbridge社買収に関し、アメリカとヨーロッパでの独禁法規制当局の許可がまだ得られず、すでに2度延長し2月28日としたオファー期限がさらに延長される可能性が出てきた。これには、Inco社とFalconbridge社が生産する超高品質のニッケル合金の生産が背景にあると見られる。このニッケル超合金は1,500度の高温でも膨張しないことから、ジェットエンジンの回転部など航空宇宙産業や防衛産業で多く使われているが、二社の合併によりこの90%以上の生産が新Inco社によって握られることになるという。アメリカの防衛産業からは独占生産を懸念する声がある模様で、モルガンスタンレーのアナリストは許可取得まで6か月を要すると指摘する。また、ダウジョーンズによれば、ヨーロッパの防衛産業会社の中にも規制当局に苦情を訴えているものもあるという。ドイツのThyssen Krupp社、フランスのニッケル生産会社Eramet社らもこの合併を不快と受け止めている模様。

ページトップへ