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ニュース・フラッシュ

2006年2月27日 シドニー 永井正博

豪州・Newcrest社、半期の利益は増大、懸案はTelfer鉱山の生産

 地元紙等によると、Newcrest社(本社メルボルン)は、2005年下半期の決算を発表した。下半期の利益は、74.2百万豪$と報告され、2004年同期の51.6百万豪$と比べると43%アップしている。Newcrest社はヘッジをかけているため、現在の高いスポット価格の恩恵を享受できない。半期の金のヘッジロスは46.4百万豪$、銅のヘッジロスは110.3百万豪$である。このため、年間の収益は125~135百万豪$と推測されている。
 また、Newcrest社の懸案は、Pilbara地方のTelfer銅金鉱山の問題である。Telfer鉱山の年間の金生産は12%ダウンして700千ozとなったが、それは低品位金鉱床を採掘したためである。Newcrest社は、日本の製錬会社に銅精鉱を売るために銅生産を最大限にしようとした。低品位金鉱床は、副産物として銅を含むが高品位の金鉱床より砒素が少ない。高品位金鉱床は銅生産を阻害する多くの不純物を含んでおり、高品質の銅精鉱を求めている日本の製錬会社に売るのは難しい。このことが結果的に低品位金鉱床を採掘することとなり、金の生産コストを高いものにした。
 先週、Newcrest社のCEOのTony Palmer氏は2006年半ばでリタイアすることを発表した。CEOの後任は明らかにしていないが、海外から来るとほのめかしている。

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