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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2006年3月6日 メキシコ 権藤 浩

メキシコ、ストライキ被害は非鉄分野で17百万US$

 地元経済紙(3月3日)等によると、メキシコ鉱業会議所ホセ・セリジョ会頭は、結果的に3月2日に行われた全国鉱業ストライキ(結果的には1日で終了、鉱業労働者約26万人のうち23%が参加)、及びグルーポ・メヒコ(GM)社の契約更新ストライキによる損失は、非鉄金属分野で17百万US$、製鉄分野で10百万US$であったと説明したと報じた。
 GM社については、労組員15,014名が、2鉱山で産銅量約27万tのカナネア銅鉱山とラ・カリダ銅鉱山・製錬所の2労組が全国鉱業ストライキに、またサンルイスポトシ亜鉛製錬所、サン・マルティン亜鉛鉱山でGM社契約更新ストライキに、計4か所で参加した。
 ペニョーレス社については、労組員5,422名が、世界第2位の産銀量を有すフレスニージョ銀鉱山、ラ・シエネガ金鉱山、ラ・エラドゥーラ金鉱山、フランシスコ・I・マデーロ亜鉛鉱山、Met-Mexトレオン製錬所の5か所で全国鉱業ストライキに参加した。
 なお、製鉄関係では、AHMSA社で16,711名が4か所で全国鉱業ストライキに参加した。
 また、2月19日未明に発生したGM子会社ミネラ・メヒコ(MM)社のパスタ・デ・コンチョス(Pasta de Conchos)炭鉱爆発事故に関して、坑内残留鉱夫65名の遺体収容作業は依然として膠着状態である。GM社は、法的賠償に加えて、75万ペソ(73千US$)の追加資金を提示したが、遺族側は、これを拒否し、労組を通じて追加資金の2倍、鉱山保安対策の強化を要求している。
 市民グループ及び一部の国会議員は、メキシコ政府の鉱山保安監督・指導に問題ありと国際労働機関(ILO)へ告訴した。なお、地元経済紙等によると、メキシコ鉱業部門は、年間50億US$生産し、GDPの1.6%を占め、操業中74鉱山のうち49鉱山が安全保安対策認定を受け、25鉱山が認定手続中という。

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