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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2006年3月7日 サンティアゴ 中山 健

CODELCO、民間と合弁で銀鉱山開発検討

 2月28日付け地元紙等によると、カナダのGlobe and Mail紙に“CODELCOは10億$を投じて銀鉱山の開発に乗り出す構えで、民間企業と合弁会社を設立してTorontoの証券取引所に上場する考えである。CODELCOはこのためカナダの投資銀行N.M. Rotschild & Sonsとコンタクトしている”との記事が掲載されたと報じた。
 CODELCOはこの報道の一部を否定し、“銀鉱山の開発のために新会社を設立して証券取引所に上場するようなことは考えていない”と反論した。
 しかし、複数のCODELCO経営者筋は、同社の現経営陣が銅の生産過程で金・銀を分離する技術を持ち寄ってくれるパートナー探しに深い関心を寄せていることを認めている。
 CODELCOは、電解溶液のスラッジから金・銀を回収する技術を持ち合わせていないため、Ventanas製錬所では含金銀電解溶液スラッジ(anodic sludge)を販売している。
 CODELCOの新ビジネス開発担当副社長Mario Espinoza氏は、金・銀価格が高騰したため、金・銀鉱床の開発プロジェクトが非常に魅力的になってきたという。また、CODELCOはPuren金鉱床の開発のためカナダのPlacer Dome、Kinross Gold Corp.と合弁会社を設立している他、同じパートナーとMantos de Oro社を設立、2007年には操業を開始することになっており、最近は貴金属鉱床の開発ノウハウも身に付けつつある。
 現経営陣が、将来のビジネス・ポテンシャルとして、金・銀プロジェクトでも外国企業と合弁を組む可能性を探っていることは、CODELCO社内では既に周知の事実となっている。現在CODELCOが産出している金・銀は銅鉱石に付随している副産物であるため、追加コストがかからないのも魅力的である。しかし、CODELCOの持つ金・銀プロジェクトは全て初期的段階にあり、未だ役員会にもかけられておらずBachelet政権になってから、新経営陣の判断待ちである。

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