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ニュース・フラッシュ

2006年3月7日 サンティアゴ 中山 健

チリ・Pascua LamaプロジェクトでHuasco峡谷の住民が二派に分裂

 チリ第Ⅲ州環境委員会(COREMA)は、去る2月15日Pascua Lama金鉱床開発に関して、氷河の移転禁止および水質汚染を防止するため綿密なモニタリングを行うよう義務付け、Pascua Lamaプロジェクトの環境影響調査を承認した。2月15日から30日以内に両者は異議を申し立てることが出来るがその後大きな動きは見られない。しかし2月26日付け地元紙等は、Pascua Lamaプロジェクトを巡ってValle del Huasco(Huasco峡谷)の住民が完全に二派に分裂していることを報じた。
 COREMAの決定に住民の一部、特にHuasco峡谷に居住する農民達は鉱山開発が進めば水が完全に汚染されてしまうだろうと拒絶反応を示しHuasco峡谷保護委員会を組織し、チリ国家環境委員会(CONAMA)に同プロジェクトの承認取り消しを申し立てる考えである。一方、地元自治体や商業セクターは地域経済が活性化し、地元住民の雇用機会が増えることからプロジェクトに賛成の意を表している。Meridian社によるアルゼンチンEsquel金鉱床のように地域社会全体の激しい反対にあっている訳ではなく、Barrick Gold社自体も地域住民に対する鉱業への意識改革、地元への貢献対策を怠りなく実施しており今後は大きな反対はないものと期待される。

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