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ニュース・フラッシュ

2006年3月14日 サンティアゴ 平井浩二

中国・Minmetals、CODELCOに440百万$支払う

 3月9日付け地元紙等によると、中国の国営企業Minmetalsは、3月8日、中国開発銀行を通じてニューヨークのCODELCO名義の銀行口座に440百万$の支払いを実行した。
 CODELCOのスポークスマンは「契約に基づき、Minmetalsが支払いを実行したことに満足している。中国のMinmetalsとの戦略的関係が近年中に更に大きく発展し両国の利益に寄与することを期待している」と述べた。
 契約によると、CODELCOは年間55,750tの銅を15年間Minmetalsに供給し、その見返りに550百万$の前払いを受けることになっている。残りの110百万$は先に両社が出資率50:50で設立した鉱石販売会社Copper Partners Investment Co.,Ltd.の資本金として出資される予定である。なお、Minmetals向けの最初の銅精鉱船積みは6月に行なわれる予定である。CODELCOとMinmetalsは契約金額を最大限20億ドルに拡張することで既に合意している。
 更に、契約では、MinmetalsにGabyプロジェクトの権益25%を取得するオプション権が与えられており、入札に付す予定の24%を同社が獲得した場合は、MinmetalsがGabyの権益49%を握る可能性もある(51%はCODELCOが保留)。
 なお、CODELCOにとって、Minmetalsとの契約は新しい資金調達法を開発した特別の意味を持つ契約といえそうだ。CODELCOは既に借り入れ限度一杯の借款を抱えており、将来の投資計画に必要な資金の調達に苦慮している。このため、Villarzu総裁はCODELCOの株式会社化を提唱しているが、現在のところ、実現の可能性はない。Minmetalsとの契約はその意味で正に起死回生の妙案だったといえる。しかし、折角のこの妙案も借款に比し資金調達コストが高すぎると外部から厳しい批判を受けているのが実情である。

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