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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2006年3月15日 シドニー 永井正博

中国の価格上限設定は鉄鉱石ブームの終焉か

 中国は、現在、生産者と製鉄メーカーの価格交渉が決着するまで、54US$/tの上限価格設定を輸入鉄鉱石に課している。貿易大臣Mark Vaileは、13日、豪州の外交官を中国商業省と接触させたところによると、「価格設定は臨時的である」と聞いていると述べた。
 もし、鉄鉱石価格の上昇が中国によって阻止されるということになると、それは、鉄鉱石ブームの終焉を意味する。多くのアナリストは2005年の価格は、旺盛な需要と鉱山側の投資コストの上昇で10~20%上昇するとみていた。
 これまでの能力増強工事により、2006年から、供給力が需要に追いついたと見られている。
 Rio Tinto社は鉄鉱石生産を2007年までに150百万tから200百万tに増加させる計画であり、BHP Billiton社は鉄鉱石生産を10年までに109百万tから152百万tに増加させる計画である。
 2005年に中国は275百万t輸入したが、これは対前年比の32.3%増、世界の鉄鉱石貿易量の43%に当たる。最近の5年間で、中国は鉄鋼の生産を年間23%増加させてきた。2006年は10%増に落ち着くことが見込まれている。

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