閉じる

ニュース・フラッシュ

2006年3月20日 バンクーバー 中塚正紀

RegalitoをPan Pacific社が買収

 日鉱金属と三井金属鉱業の合弁銅事業会社、Pan Pacific Copper社はバンクーバーのジュニア鉱山会社、Regalito Copper社を1.59億C$(1.37億US$)で買収することを発表。1株あたり6US$で全株式を取得するもの。Regalito Copper社社長David Strang氏はこの価格は株主にとって公正価格であると述べ、理事会でも満場一致の合意を得た。
 Regalito Copper社は2005年5月、Lumina Copper社が資産を4つの独立会社に分割した際、設立された会社で、1996年以来チリで発見された銅鉱床で最大級と言われるRegalito銅プロジェクトについて、将来的にはこの鉱床を継続して開発していく鉱山会社に売却することを視野に事業を展開してきた。
 今回の買収に関し、Canaccord Adams社のシニア・アナリスト、Wendell Zerb氏は現在の銅価格を考えると、買収価格は過小評価だとし、以下のとおり述べた。
  「3月14日の銅価格は1ポンド2.26US$で、2月には最高値の2.33US$を記録している。Pan Pacific社の提示した価格は、長期的銅価格で0.85~0.95US$を基準に算出された。現在の銅価格を基準に価格を出すことはあり得ないとしても、基準価格を0.90US$以上とするのが一般的である。理論的に、現在は銅の売買に適した時期と言えるが、Regalitoは銅の強気市況にも関わらず、低い価格で評価されており、高いプレミアムを得ていない。Pan Pacific社の評価が低かったことから、対抗買収申込の可能性があると思う。」
 これに対し、同社社長Strang氏は「Pan Pacific社の買収案は、Regalito社が売却を打診した鉱山会社65社の中で一番有利な条件であった。これは、現在市場が考えている銅の強気市況による将来的な銅価格に対し、多くのメジャー企業は将来の銅価格を保守的に捉える傾向が強いからと言える。また、同社株42%を保有する役員と主要株主全員は当該評価額より5%以上高い対抗買収申込が無い限り、株を売却することに合意している」と述べた。
 Scotiabank Groupの商品価格アナリスト、Patricia Mhor氏は「銅価格は2月の最高価格後は下がり気味で年間の平均は2.06US$になり、2007年は1.50US$になる」と予測している。
  Regalito社の14日の終値は86¢上がり6.80US$。

ページトップへ