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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル 亜鉛
2006年3月20日 バンクーバー 中塚正紀

Teck Cominco社、亜鉛生産量拡大への取り組みを発表

 トロント・ドミニオン銀行の経済報告では、亜鉛の価格は、2005年の8月から66%以上も値上がりしていると発表されるなど、精鉱の不足、中国の需要増大、ロンドン金属取引所(LME)の在庫減少などから亜鉛供給量の増加が求められているが、Teck Cominco社は、現在、亜鉛生産量の拡大をさまざまな方面から検討しており、そのひとつとして、Falconbridge社と共同所有する豪州のLennard Shelf鉱山の再開への取り組みを発表した。
 同社副社長Doug Horswill氏は「LMEの在庫減少がこの鉱山再開検討の鍵だった。亜鉛需要の加熱と厳しい供給状況から価格は上昇するものの、LMEは過剰在庫を抱えており、Lennard Shelf鉱山の再開には、強い亜鉛価格の将来の持続性を見極める必要があった。このため、在庫の減少状況を見守ってきたが、引き続き減少していることから同鉱山の再開を今後3か月以内に決断する予定である」と述べた。
 同鉱山はオーストラリア北西の遠隔地にあり、2003年にTeck Cominco社が倒産した鉱山会社を買収した際受け継いだ鉱山で、Teck社とFalconbridge社で環境浄化を行い閉鎖していた。立地的にはフライ・インが必要な鉱山であるが、年間30万tの生産が可能。ただし、再開されてもコスト高からフル稼働は見込まれない模様。
 また、同社はKorea Zinc社と共同所有するユーコン準州のSa Dena Hess Zinc鉱山の再開の可能性も検討している。

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