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ニュース・フラッシュ

2006年3月27日 バンクーバー 中塚正紀

カナダ・ブリティッシュ・コロンビア州、鉱業投資環境ランキングで急上昇

 Fraser Institute社による鉱業投資環境ランキング調査によれば、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州が、2005年の44位から大きく躍進し、64管轄地域中23位にランキングされた。ランキングは、政治的安定度、環境規制、税制、先住民所有権問題、土地利用の競合性などに関する質問事項に対し、世界64か所の鉱業管轄地域を対象に、世界中の探鉱・鉱山会社332社から得た回答を基に作成された。これらの企業は2005年、世界各地で約18億US$の探鉱投資を行っている。BC州における州政府の鉱業投資環境改善の取り組みにより、安定かつ信頼性のある投資環境になったことが世界的に認知された形となった。本調査を担当したFred McMahon氏は、「BC州の政策改善は数年前から良い方向に進んでおり、これが徐々に良い結果に繋がってきている。2007年の調査では更に良い結果が出るであろう」と述べている。
 数年前までBC州はジンバブエやコンゴ共和国などのような問題を多く抱えた地域と並んで最下位に位置していた。自由党に政権が変わり、2005年初に鉱業再生計画(B.C. Mine Plan)を発表し、鉱業投資環境改善政策を導入したが、その順位はなかなか変わらず、多くの政府関係者もFraser Institute社の調査結果に不満を感じていた。長期的な安定が確認できない限り、鉱業関係者の信頼を得ることは難しく、一度政策が悪いとの認識をもたれると、改善策を講じても信頼回復には時間がかかる。BC州のBill Bennett鉱業大臣は、3月にトロントで行われたPDAC鉱業大会に出席し、鉱業政策改善に非協力的だった前政権の新民主党(NDP)のイメージをBC州に対して抱く海外の参加者がまだ多くいることを感じたと言う。しかし、この汚点も徐々に消えてきていると語った。BC州鉱業協会のBrian Battison氏も、調査結果を「BC州鉱業界にとって大変すばらしいニュース。州政府は政策環境の改善に真摯に取り組んでいる」と述べた。
 本調査結果ではアメリカのネバダ州が鉱業政策に関し、6年連続で1位となり、カナダのアルバータ州、マニトバ州、ケベック州、サスカチワン州も上位10位に入っている。
 これまでのBC州ランキング順位:
2002年~2003年 47管轄地域中44位
2003年~2004年 53管轄地域中45位
2004年~2005年 64管轄地域中44位
2005年~2006年 64管轄地域中23位

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