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ニュース・フラッシュ

2006年3月28日 ジャカルタ 池田 肇  2006. 3. 28 金属企画グループ 植松和彦

インドネシア・グラスベルグ鉱山で土砂崩れ、3名死亡、操業には支障ない模様

Freeport McMoRan社は3月23日、インドネシアで経営するグラスベルグ銅鉱山で大規模な地滑りが発生、現場従業員3人が死亡、4人が負傷したと発表した。 地元の報道では負傷者が27名に増加しており、さらに生き埋めになっている従業員もいるとされ、死負傷数はさらに増加する模様である。 しかし、地滑りは操業現場ではなく、グラスベルグ銅山の操業には支障は出ていない。 同鉱山では、この事故とは別に地元住民が環境問題で抗議活動を展開中で、インドネシア政府も同鉱山の環境破壊を懸念し、政府調査団を派遣し現地調査を終え、改善を指摘している状況であり今後、同鉱山の環境対策修復が緊急課題となってくるものと推測されている。加えて、同鉱山が鉱山周辺での地元住民による違法採掘を規制したことに伴い、これら住民との紛争が発端となり、その後の衝突で関係者に死亡者が出るなど状況の悪化も伝えられている。これらの地元住民の活動にパプア州のインドネシアからの独立を要求している関係者との連携も懸念されていることから、世界有数の銅鉱山として金属価格への影響を懸念する市場関係者や鉱石を輸入している製錬関係者などからその動向が注目されている。

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