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ニュース・フラッシュ

2006年3月30日 ロンドン 高橋健一

First Quantum Minerals社、Adastra Minerals社の買収提案拒否声明に対し、買収評価額の妥当性などを主張

 First Quantum Minerals社(カナダ。以下First Quantum社)のAdastra Minerals社(英。以下Adastra社)買収の動向に関し、先にAdastra社が発表していた買収評価額が低いことを理由とした買収提案拒否の声明に対し、3月27日、First Quantum社は、最終提案の中のAdastra社株の評価額は妥当であるものとし、Adastra社の株主に対し、買収提案の期限である3月31日までに提案を受け入れるよう強く主張した。
 発表された内容によれば、Adastra社の株主が株式交換を選択した場合、3月27日時点のFirst Quantum社の株価は45.00C$であり、買収提案内容の1つであるAdastra社株14.76株に対しFirst Quantum社株1株の交換比率に基づけば、Adastra社の1株価格は3.05C$と主張、さらに、4月19日時点の株主への配当は0.02C$を予定(5月10日に配当予定)しており、合わせて3.07C$の価値を有することとなり、3月27日のAdastra社の株価2.85C$と比較し約8%のプレミアムが付加されたものであることを強調した。また、Adastra社は同社の株主に対してKolwaziプロジェクトが抱えるファイナンス及び開発リスクについて十分な説明を行っておらず、この点、十分なキャッシュフロー、生産経験を持つFirst Quantum社が操業することは株主に対し多大なメリットをもたらすとも主張した。さらに、Adastra社が引き合いに出した三菱商事のオプションに関しては、詳細情報が開示されておらず、比較すること自体が適当ではないとした上で、今後両社が合意に至るまでは相当の時間を要ることが予想されるため、Kolwaziプロジェクトのファイナンス・リスクはすぐには解消されないなどの問題点を指摘した。

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