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ニュース・フラッシュ

2006年3月31日 北京 納 篤

中国・国務院、生産能力過剰な産業を調整する通達を発出

 国家発展改革委員会ホームページによると、国務院は3月12日付け文書により、国内の生産能力が過剰になっている産業に対し、構造調整を促進させる通達を発出した。
 国家発展改革委員会は、ホームページにより同委員会の任務であるマクロコントロールが重要かつ難しい舵取りとなるとし、本通達が国民経済の持続的な安定成長を保つための重要な措置となることを表明している。同ホームページに同委員会の取組に関し、以下のコメントを掲載しているので紹介する。
 数年来、中国の国内経済形態は未だ産業構成が調整されておらず、盲目的投資問題は解決されていない。経済成長のみを追求し、プロジェクト実施に邁進してきたことから、一部の業種の生産能力が過剰となり、健全な産業発展を阻害する悪影響を与えている。しかしながら、ある地方政府や企業は、依然として生産能力が過剰な分野において新規プロジェクトの実施を望んでいる。これらの業種では、生産能力が過剰であるばかりではなく、企業の組織構成、業界の技術構成、製品の構成などの面で、不合理的な部分が残されている。これらの問題を解決せずにこのまま放置すれば、企業の組織構成のアンバランスは益々顕在化し、企業の破産及び失業も多くなり、中国の経済及び社会の発展は科学的発展軌道に乗せ難くなる。
 現在、国内の経済は安定的に成長し、不合理な需要は抑制され、供給と需要のバランスは顕著に改善されてきている。さらに市場において競争が刺激され、構造調整を促進する上でチャンスとなってきている。この好機を生かし、生産能力の過剰な業種に対する構造調整を図ることとし、積極的に指導する。
 生産能力が過剰な業種の構造調整作業は、固定資産投資の増加を防ぎ、各種市場の参入許可基準を整備し、新規プロジェクトを抑制する。法律法規に基づき、立ち遅れた生産設備を切り捨て、技術改善を進めることにより業界の能力レベルを引上げる。統合・再編を行い、企業構成及び配置を改善させ、産業情報の公表制度を整備させることに重点を置く。

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