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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2006年4月3日 バンクーバー 中塚正紀

銀価格の高騰で銀生産会社、急成長

 3月27日、銀価格が10.895US$/kgに上昇し22年来の最高値を記録したが、こうした銀価格高騰により、銀生産会社も順調な伸びを見せている。
 バンクーバーのSilver Wheaton社は、3月24日、Glencore International社がペルーに保有するYauliyacu 鉱山で生産される銀を20年間にわたり年間475万oz購入するため、2.85億US$を前払いする契約をGlencore社と締結した。同社は銀価格の高騰を背景に株価が上昇していることから、この購入で発生した負債額について1株12US$の株を1,460万株売却し1.75億US$の資金を調達することにより、完済する予定。同社は現在、スウェーデンのZincgruvan鉱山、メキシコのLusimn鉱山との銀売買契約を結んでおり、Glencore社が加わることで、同社の銀売り上げは今年の1,500万ozから2009年までに2,000万ozに増加する。
 Silver Wheaton社は銀生産会社として親会社のWheaton River社から独立し、わずか18か月で世界最大の銀供給会社となった。同社CEO Peter Barns氏は、銀を副産物として生産するベースメタル鉱山会社は非常に多く、これらの会社と契約を結ぶことで、今後も更に大きな成長が見込まれると述べ、US$の下落で金・銀価格は上昇、更に、工業での銀の需要が高まっており、供給を上回ると予想されることから、銀をめぐる環境は非常に明るいと語った。
 また、同様にバンクーバーのPan American Silver社も銀価格の高騰で株価が上昇し、同社の第二の主要株主であるマイクロソフト社ビル・ゲイツ会長が運営するCascade Investment社の所有する332万株は約9,900万US$の価値を有しており、ゲイツ氏が投資した1999年当時の3倍に高騰した。

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