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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛 ベースメタル
2006年4月3日 バンクーバー 中塚正紀

インドの亜鉛需要とインドの経済成長

 ロンドンのUSB社アナリストの調査によれば、インドにおけるセメント、銅、亜鉛の需要が供給を上回っていくと予想しており、世界最大級の亜鉛生産者であるカナダのTeck Cominco社やオーストラリアのZinifex社にとってさらに成長が期待される結果となった。インドの一人当たりの亜鉛消費量は現在2.5kgである。
 また、この調査ではインドと中国の経済成長の比較も行っており、レポートを担当したMatt Fernley氏は、現在のインドの経済情勢は、物質消費、人口すう勢、人口統計などの面で中国の15年から20年前の状態と非常に良く似ていると述べている。インド経済は、1990年代、中国と同様に農業がGDPの22%を占めていたが、製造業はGDPの15%で中国の1980年代前半レベルであった。しかし、Fernley氏は、インドは教育レベルが高いこと、英語を使える人材が非常に多いこと、良い工業原料資源があることなどから、中国より成長する可能性が高いとしている。ただし、海外からの投資を促すための労働法改善の他、地方の貧困状況、インフラへの大掛かりな投資、官僚主義や汚職問題など改善していかなければならない部分がまだ多く残されていることも述べている。
 近年、アジア太平洋基金とインド準備銀行がそれぞれ行った調査で、インドのGDPは2005~2006年は7.5%~8%、2006~2007年は7%~7.5%で成長するという結果が出されている。

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