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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2006年4月3日 ジャカルタ 池田 肇

インドネシア・アジア開銀副総裁、グラスベルグ鉱山への抗議活動による開発投資への影響を懸念

 地元紙等によれば、アジア開発銀行(アジア開銀)のローレンス・グリーンウッド副総裁(開発担当、米・国務省経済局出身)は3月27日、Freeport社のグラスベルク鉱山に対する最近の抗議活動は、外国の投資企業に強い警戒感を持たせており、今後の同国における鉱山開発を減退させる懸念が強いと述べた。
 また、Newmont Nusa Tenggara(NNT)社に対する地元住民の地域開発資金(100億ルピア)の要求はインドネシアの投資環境の悪化、投資の不確実性・不透明さを改めて印象づける事件となった。現在、NNTは当該地域の探鉱活動を中止している。一方Freeport社もグラスベルク鉱山で地元住民が鉱山地内でテーリングからの金の採取を認めるよう要求して抗議活動を展開したため、同鉱山の操業が一次的に停止していた。
 グリーンウッド副総裁は、外国企業の進出が同国経済の発展、現地住民の生活水準の向上に貢献しており、インドネシア政府は事態を改善するため全力をあげて努力する必要があると強調している。そのためにアジア開銀も同国政府に全面協力する方針であると語った。

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