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ニュース・フラッシュ

2006年4月3日 ジャカルタ 池田 肇

インドネシア・グラスベルク鉱山、生産は平常。副大統領は同鉱山の閉鎖を否定

 地元紙等によればインドネシアのPT Freeport社は3月27日、23日にグラスベルク鉱山で発生した地滑り事故の調査を政府の専門家と協力して実施しているほか、同鉱山は平常通り(鉱石生産22万t/日)に操業を継続していることを明らかにした。
 また、同社は、同鉱山の環境問題でも政府の専門家と協力して別途調査を行っていることを明らかにした。
 なお、インドネシア政府はグラスベルク鉱山の環境問題の調査結果次第では、Freeport社とエネルギー・鉱物資源省とが締結した事業契約(COW)を見直しせざるを得ない立場を表明している。同省は現在、環境、地域開発、パプア州の歳入、生産、安全性などについての調査を2か月程度かけて実施する方針。
 なお、Kalla副大統領は3月30日、訪問先のマレーシアにおいて、COWの見直しは行うが、グラスベルク鉱山を閉鎖する計画はないと述べ、地元住民によるFreeport、Newmont両社に対する過激な抗議デモを踏まえ、政府はCOWに基づいた開発が行われているのかを精査する一方で、地元住民の不満についても調査を行い事態の早期収拾に努めたいと言及した。

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