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ニュース・フラッシュ

2006年4月10日 バンクーバー 中塚正紀  2006. 4. 10 シドニー 久保田博志  2006. 4. 11 金属企画グループ 植松和彦

ニューカレドニア・Goroプロジェクト(Inco社)暴動騒ぎで建設工事一時停止

Inco社によると、同社が開発中のニューカレドニアのGoroプロジェクトサイトで4月最初の週末、環境破壊を懸念し、開発に反対するグループ約50名による暴動が発生、これにより工事を一時中断する事態となったことを発表した。暴動で機械が破壊されサイトへの道路が閉鎖されるなど、被害額は約100万US$で、現地の管轄官庁が安全を確保するまで再開は出来ない状態である。 nGoroプロジェクトは現在開発工事の途中で、生産規模ニッケル6万t/年・コバルト5,000t/年、2007年9月生産開始予定である。この暴動により18.8億US$規模の開発工事が中断したことになる。
業界紙等のその後の報道では、被害額は、100万US$ではなく1,000万US$に及ぶとの見方もある。また、今回騒いだグループは従来から本件プロジェクトに反対していた先住民のグループで今までこのような過激な行動は起こさなかったとのこと。業界専門家の話として本工事は豪州及びフィリピンの会社に外注されており、これらの存在も地域社会での緊張を高めたのではとの見方を紹介している。 ニッケル不足が叫ばれるなか、現在、Falconbridge社との友好的合併計画を進め世界最大のニッケル生産会社を目指すInco社にとって、このGoroプロジェクトは企業成長の重要な要素となっており、今後の動きが注目される。

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