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ニュース・フラッシュ

2006年4月11日 サンティアゴ 中山 健

チリ・Candelaria鉱山、El Abra鉱山の拡張計画をPhelps Dodgeが発表

3月30日付け地元紙等は、Phelps DodgeによるCandelaria鉱山およびEl Abra鉱山の拡張計画を報じた。 Phelps Dodgeの銅生産の45%はチリ及びペルーの2か国に集中している。 ペルー南部Arequipa地方に位置するCerro Verde鉱山では8.5億$を投じ、現在の年間銅生産量10万tを30万tに増産する計画であるが、チリでも上記2鉱山に新たな投資を行いマインライフ延長をはかるほか、複数の投資計画を推進中である。 同社のチリ最高責任者でチリ鉱業審議会の理事でもあるHarry Conger氏は「銅の高値はここ数年続くと見通しており、機会さえあればチリに投資し続ける考えである」と極めて積極的な発言を行っている。 n同氏が現在手掛けている最も重要なプロジェクトはCandelaria鉱山の坑内採掘計画(Candelaria Norteプロジェクト)である。Candelaria Norteプロジェクトでは40百万$を投じて坑内掘りに変更し、40千t/日の鉱石を採掘する計画である。Conger氏は「このプロジェクトを推進して、Candelariaの現生産量を維持すると共に、マインライフの延長を計る」と語っており、ここ当面続くと思われる銅の高値を利用して、同社の持つ資源を最大限活用するための投資を推進して行くことを強調した。CODELCOとのJVであるEl Abra鉱山では、現在採掘中の酸化鉱は2010年に終掘する見込みでその下部の硫化鉱の採掘を行う計画である。COCHILCOの報告によると、Phelps Dodgeの銅生産量は2005年に402千t/年であったが、今年はCandelaria Norteを加え456千t/年に達する見通しである。Candelaria Norteの生産量は2006年から2008年までが50千t/年、2009年以降は25千t/年である。 n この他、Phelps Dodgeは、CAPの子会社Compañia Minera del Pacifico(CMP)と共同でCandelaria鉱山の選鉱廃滓から鉄精鉱を回収するプロジェクトを進めており、今まで無価値とされていた廃滓から利益を生み出すプロジェクトとして注目されている。なお、同社はOjos del Salado鉱山でも同様のプロジェクトを進める計画である。Conger氏は銅価格の高止まりは、ここ数年は続くと強気の経営方針である。(CAP:Cia de Aceros del Pacifico SA)

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