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ニュース・フラッシュ

2006年4月11日 サンティアゴ 中山 健

CODELCO Villarzu元総裁、Arellano新総裁に拡大路線継承を提言

 3月23日付地元紙等によると、Villarzu元総裁は、CODELCOを去るにあたって、Arellano新総裁に以下の提言を行った。「新総裁がコストを縮小することに専念しないことを期待する。CODELCOにとってはコスト削減より生産の拡大と新規投資プロジェクトの推進の方が大切だからだ。CODELCOの鉱床は老齢化しているから現在の生産量を維持するだけでは、コストは必ず上昇する。コストを下げるためには増産しなければならない。在任中CODELCOの資産価値を増やし、国庫納入金額を最大にするよう常に努力してきた」と述べ、近年CODELCOの生産コストが大幅に上昇したことに対する批判を間接的に牽制する発言を行った。
 更にVillarzu氏は、エネルギーコストが上昇したため、生産コストの上昇は全産業に共通する問題であるが、特にCODELCOの場合は鉱石の品位低下とファイナンスコストの上昇が重なり、問題をより深刻にしていることを指摘。「CODELCOの最大のチャレンジは生産コストを削減することではなく、コストの上昇を抑えながら生産拡大を計ることである。CODELCOのカソード生産コストは、2000年の47.7¢/lbから2005年には68.1¢/lbに上昇したが、2006年、2007年、2008年にはそれぞれ68.2、78.5、80.5¢/lbと上昇を続け、その後はGaby鉱床の生産開始により、漸減して行く見通しである」と述べた。(なお前記生産コストには、2000年29.6¢/lb、2005年36.4¢/lb、2006年36.8¢/lb、2007年27.1¢/lb、2008年18.6¢/lbの副産物収入が含まれており、これを除いた純粋な銅カソード生産コストは2000年77.3¢/lb、2005年104.5¢/lb、2006年105.0¢/lb、2007年105.6¢/lb、2008年99.1¢/lbである。)
 そして最後に同氏は、「総支配人(ジェネラルマネジャー)制を導入し、経営審議会の任命する総支配人に総裁の権限の一部を委譲して、現在総裁が果たしている政治的な役割を総支配人に行わせるようにすべきであるし、また、CODELCOを株式会社化することも必要であるが、これらの点に付いては未だ政治的合意が得られていない」と語った。

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