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ニュース・フラッシュ

2006年4月24日 バンクーバー 宮武修一

Inco社、第1四半期報告、現状、見通し

 Inco社は第1四半期報告を発表。今期は昨年同期に比べ、売上で8%、ニッケル生産量で10%それぞれ増加したにも関わらず、利益は2.02億US$と、2005年同期の3.17億US$を大きく下回った。同社CEO Scott Hands氏は、主に供給コスト高、交換為替レート高、エネルギー費用の高騰などが原因であると述べた。
 ただし同氏は、今後はVoisey’s Bayからニッケル鉱石の出荷が順調に増量していくことから、これに伴いニッケル平均生産コストは徐々に下がるとし、今般、コスト低下を見通す鉱山企業はほとんど無い中、Inco社の生産性の高さと将来性を強調した。
 開発に反対するグループによる暴動で一時中断していたニューカレドニアGoroプロジェクトの建設工事は、4月24日から再開される見通しであることも併せて発表された。Hands氏は、今後工期が延びることも想定され、Goroプロジェクトの資本経費が増えることもあり得るとするもの、工事が中断していた期間も精錬プラントで使用される基幹機材のモジュールの組立はフィリピンで進むなど、他の部分は順調に進行していると述べた。Goroプロジェクトの建設部分の約72%が既に第1四半期末までには終了したとする。
 注目されるFalconbridge社買収については、アメリカとヨーロッパの規定当局からの許可を得、6月30日までには完了させたいと強い意思を表明した。

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