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ニュース・フラッシュ

2006年4月24日 バンクーバー 宮武修一

カナダ、懸念されるウラン供給不足と開発側の期待

 業界紙等によると、世界的な電力需要の増大で、原子炉開発工事が世界中で活発化しており、現在27基の建設が進められているところ。これに伴いウラン需要も世界的に増大。カナダは豪州、カザフスタンに次いでウラン資源に富む国とされ、推定資源量の比較で世界の12%を占めるという。中でもサスカチュワン州は高品位のウラン資源が豊富なことで知られ、同州の鉱山開発に注目が集まっている。現在、カナダではウラン鉱山開発にあたっては、カナダ原子力安全委員会の開発許可を得なければならないが、新たに発見された鉱床が生産に至るまでには約10年を費やすと言われる。今後、核燃料不足の懸念が高まる中、手続きの簡素化を求める声が開発側からは上がっている。
 現在、世界のウランの年間需要は1.75億lb(79,000t)で、現存するウラン鉱山からはその半分の量しか供給できず、残りの半分はリサイクル資源で賄われている。世界原子力協会によると、原子力発電能力は2030年までに45~100%増える見込みで、これに伴い、ウラン生産量も現在の0.9億lbから、1.2~1.6億lbに増やす必要があるという。

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