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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアメタル ニッケル
2006年4月24日 ジャカルタ 池田 肇

マレーシア・サバ州でTGR.V社(米)がニッケル探鉱を申請

 タイガー・インターナショナル・リソーシズ(Tiger International Resources: TGR.V、米)社は(米)4月3日、マレーシア・サバ州のタバイ(Tavai)地域においてニッケル・コバルトの探鉱許可(Prospecting License:PL)を同州政府に申請したと発表した。同社社長Patric Barry氏によれば、申請地域はタバイ丘陵として知られる21km2で、ニッケル品位0.75%、コバルト品位0.07%で埋蔵量2億7,000万tが見込れている。探鉱区は主要幹線道路に近接しアクセスは良好で、電気・水道などインフラにも恵まれた地域であると述べている。
 タバイ地域は、かつてマレーシア大手鉱山企業が同地域を含む102km2で探鉱を実施したが、オラウータンが生息する森林保護区(クラス1)に近接し環境破壊の恐れがあるとして2002年に撤退した地域である。今回、TGR.V社はサバ州知事との懇談後、現地調査を実施し、PL申請地域は鉱山開発可能な森林区(クラス2)に位置するとしてPL申請を行ったもので、受理される見通しだという。探鉱許可を交付する天然資源局は、TGR.V社によるタバイニッケルプロジェクトを支援しており、州知事に対し許可を承認するよう働きかけている模様。
 TGR.V社は、PLを取得後、ボーリング調査を実施し既知データを検証し確定埋蔵量を明らかにした上で、カナダのNI43-101*に準拠したレポートを作成し、探鉱区の自社評価を行い、F/S完了後、鉱業許可(Mining License)を申請する方針である。同社はまた、操業に向けた資金調達及びサバ州におけるニッケル製錬所の建設可能性についてF/Sの中で検討を行うこととしている。サバ州政府はPL許可発行の条件としてTGR.V 社に対し30%の権益を要求している。
  注)* National Instrument43-101:カナダ証券管理局(Canadian Securities Administrators)が定めている情報開示指針

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