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ニュース・フラッシュ

2006年4月25日 サンティアゴ 中山 健

チリ・SERNAGEOMIN(地質鉱山局)Cartagena新局長経営方針語る

 SERNAGEOMIN(地質鉱山局)Patrico Cartagena新局長は、4月17日地元紙記者のインタビューに答え、同局の新規方針として、鉱業情報のオンライン化、探鉱活動の強化、地熱開発等に力点を置くと語った。
 鉱山開発にとって最も重要なことは鉱業権の透明性と確実性・信憑性にあることから、国内に存在する鉱業権に関わる情報サービスをオンライン化し、国民が何時でも容易にアクセスできるようにする。地質情報は、現在、SERNAGEOMIN、SONAMI(チリ鉱業協会)およびENAMI(チリ鉱山公社)に分散保管されているが、これら情報を一元化し、無料で情報を提供できるようにする。鉱山労働安全性も重要な課題でSERNAGEOMINが監督業務を行っているが、事故・災害の防止体制を強化すると共に、労働者と監督官の教育・訓練に力を入れる。
 チリの探鉱投資額は世界4位だったが現在はメキシコを抜いて3位になった。1998年の経済危機で探鉱費総額は大幅にダウンしたが最近は戻りつつあり、2003年の89百万$から2005年には150百万$に達し、探鉱鉱業権設定面積も990万haになった。チリの全国土(大陸部分)750万haのうち、23%は探鉱鉱業権または採掘鉱業権がかかっている。しかしながら、これから開発に移行できる重要な新規プロジェクトが国内には存在しないことが問題である。探鉱活動を強化して、新しい鉱山プロジェクトを探さなければならない。
 基礎的な地質調査も継続して行うつもりで、海岸山脈地帯等国内には未だ十分に探鉱されていない地域が多く残されている。鉱物のみならずエネルギーおよび水資源も重要で鉱業省と協力して水やエネルギーの新しい供給源を作り出して行きたい。
 Cartagena局長は、今般の新政権発足に伴いCOCHILCO(チリ銅委員会)副総裁からSERNAGEOMIN局長に着任した。元々SERNAGEOMINの弁護士でSERNAGEOMINの抱える課題を熟知しており、SERNAGEOMINの改革が期待されている。

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