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ニュース・フラッシュ

2006年4月25日 サンティアゴ 平井浩二

チリ・Bachelet大統領、ENAPが発見した天然ガス田開発のF/Sを指示

 4月19日付け地元各紙の報道等によると、Bachelet大統領は、18日、Poniachicエネルギー鉱業大臣、Dávila ENAP(石油公社)総裁と記者会見を行い、ENAPが第XII州Mercedes湖の湖底で天然ガス田を発見し、直ちにこの天然ガス田開発のフィージビリティースタディーを行うよう指示したことを発表した。現在までの探鉱結果から判断すると、この天然ガス田の埋蔵量は第XII州の消費量を2020年まで賄える量に達する可能性が高い。
 また、Bachelet大統領はENAPにPunta Arenas市からPuerto Natales市まで128kmのガスパイプ敷設工事を開始するよう指示したことも明らかにした。この工事はPuerto Natales市の住民に天然ガスの供給を確保するために行うもので、政府は既に工事予算額22百万$を手当済みである。
 ENAPは2003年にMercedes湖地域におけるボーリング探鉱を開始。2006年に入って、地下4,300mの地点で天然ガス層に着鉱した。Dávila総裁は、4月4日、上院の鉱業エネルギー委員会でこの探鉱結果を報告し、発見した天然ガス田が商業的に開発可能か否かに付いては今週中にも報告するとしていた。
 フィージビリティースタディーの結果がポジティブな場合、生産井戸の建設に3年かかるため、生産開始は2009年になると見込まれているが、新たな天然ガス田の開発は電力供給に不安を抱えるチリの鉱山業界にとって朗報であり、今後の対応が注目される。

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