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ニュース・フラッシュ

2006年5月2日 メキシコ 権藤 浩  2006. 4. 28 リマ 西川信康

ペルー・Grupo Mexico社、Southern Copper社株式の一部売却を検討

業界紙等によると、Grupo Mexico社のゴンザレスCFOは、同社が保有するペルー・Southern Copper(SCC)社の株式を一部売却することで、メキシコとペルー以外の国での活動を展開していく意向を表明した。現在Grupo Mexico社はSouthern Copper社の株式の75%を保有しているが、これを50%まで下げる計画であるという。具体的な売却先は明らかにされていないが、売却株式に関心を持つ企業が大手企業であれば、将来的に株式シェアを20%程度まで縮減することも検討するという。 SCC社の2006年第1四半期の産銅量は160.5千tであり、前年同期比0.7%減、前期比11%減となった。この生産減の主因は、ペルーのトケパラ(Toquepala)鉱山及びクアホネ(Cuajone)鉱山の鉱石品位の低下、更にはSCC社生産量の17%を占め、現在不法ストライキの渦中にあるラ・カリダ(La Caridad)銅・モリブデン鉱山の生産減による。なお、不法ストライキの終了は予測できないが、ペルーの両銅鉱山の鉱石品位は、2006年第2四半期から同年末まで向上が期待できるとする。 SCC社の2006年予算における投資総額は450百万US$と大幅に上昇する。この内65%が2006年10月に完工予定のイロ(Ilo)製錬所近代化工事等のペルーでの事業であり、残額は、現在基礎的段階にあるカナネア(Cananea)銅鉱山SX-EWプラント拡張工事(銅カソード生産量32.8千t/年に拡張)等のメキシコでの事業に充当する計画である。 なお、SCC社は、2006年末から2007年初頭にかけて、ペルーのティア・マリア(Tia Maria)及びロス・チャンカス(Los Chancas)の2つの銅プロジェクトの調査を終了する予定であるが、各々5万t/年及び15万t/年の産銅量を期待している。

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