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ニュース・フラッシュ

2006年5月8日 シドニー 永井正博

豪州・商品ブームの終焉はいつか

 銅と亜鉛は最高価格を更新し、金価格は700US$/ozに達している。こうした状況下で豪州では、商品ブームの終焉がいつかの議論が活発になっている。
 財務大臣Peter Costelloは、商品ブームの永続性についての議論に参加し、「ブームはあと2~3年間続くと思うが永久には続かない」と述べた。鉱業関係の消息通の多くは、記録的な価格高騰により鉱業界は利益を享受しているが、最終的には需要に供給が追いつき、商品価格は下がり、ブームが終焉すると考えている。しかしながら、現時点では、豪州で、今後も高い生産レベルを続けるのは難しいという見方もある。というのは、鉱山が熟練技術者不足、部品やサービスの不足等のボトルネックを乗り越えて供給を増やすことは難しいと予測されるからである。過去5年間の調査では、増産を妨げている要因は、新規鉱山開発の限界と設計レベル以上の操業をしている多くの鉱山の存在である。
 英国の投資会社Numis Securities社は、銅の生産者は、需要に合った生産を維持することに苦慮していると予測する。「銅の消費量は、銅鉱山に生産拡大を求めながら10年間で18百万t/年から28百万t/年になった。多くの鉱山が実質的に生産を拡大しているものの、現在の需要の伸びに十分ミートしている訳ではない」と述べている。

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